世界遺産-姫路城に行ったことがありますか?
私はありませんが、写真で見ると迷路のように塀が張り巡らされて、侵入してきた敵を幻惑させる構造です。ちょうどこの写真のようですね。ここは長野市民会館の北西の角にあたり、城門とは対をなす位置にあります。
この車いす用のスロープは、50年前の竣工時の写真には写っていませんから後付けされたものでしょう。
この市民会館は路面と入り口の高低差がけっこうある造りですから、現在ならば電動式の昇降機を設置するところでしょう。そういったものが世に出る以前に早くから率先してバリアフリーにしたためでしょうか、2度折れ曲がる構造で、あまり例がないほどの長いスロープになっています。
この様な大ホールは、複雑な立体構造になっているのが普通ですからバリアフリーにするのはある程度限界があるのではないでしょうか。館内を見てそう感じました。
そうであるならば、その状況を補完する力が必要です。それは思いやりによって発揮される人力にほかなりません。困っている人が近くにいたならば、自然体で手を差し伸べられる風土です。
開館以来50年間、私たちはその点どうだったのでしょうか。
