「漫画100」改め、大人になれば 稲田英資

大人になれば

愛だけは捨てられない。

   更新日:2008.07.02

『愛とは夜に気付くもの』 (よしなが ふみ/ビブロス)

彼女の作品に登場する人物は、どんなに身を誤っていようが、どこか品がある。

仏革命前後、世間知らずな貴族とクールな執事の話。
現実感ゼロ、荒唐無稽なようで読後感が美しいのは、最終話のこの台詞の存在が大きい。

「ああ主よ このよろこびをどうやってあなたに感謝すればいいのでしょうか...! 」

どんな状況でも、どんな時代でも、愛だけは捨てられない彼らに、胸打たれます。

「ああ、最近楽しくないわ...」なんてお嘆きのそこの女子!
必読です。