夏ですね。
夏といえば文庫フェア。
個人的にはこういう明確な趣旨のないフェアはきらいですが、
下記のweb記事がおもしろかったです。
『3人のおじさん書店員が独断で決める2010年夏の文庫フェアベスト10』
http://www.webdoku.jp/newshz/zasshi/2010/07/26/110334.html
もし、高校生や大学生に夏休みにおすすめの本を挙げよといわれたら
(誰も言ってくれないけど)、こんな感じになります。
『しゃべれども、しゃべれども』 佐藤多佳子/新潮文庫
『博士の愛した数式』 小川洋子/新潮社
『ぼくが電話をかけている場所』 レイモンド・カーヴァー (村上春樹訳)/中央公論新社
『六の宮の姫君』 北村 薫/東京創元社
『青春デンデケデケデケ』 芦原すなお/河出文庫
『さくら』 西加奈子/小学館
『東京タワー』 リリー・フランキー/扶桑社
『翻訳夜話』 村上春樹・柴田元幸/文春文庫
『翻訳教室』 柴田元幸/新書館
ほとんどエンタテイメントですね。
でも、どれも心ふるえる良い本でした。
漫画は多すぎるので少しだけ。
『彼は花園で夢を見る』 よしながふみ/新書館
『プラネテス』 幸村誠/講談社モーニングKC
『皇国の守護者』 伊藤 悠/集英社ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ
『花よりも花の如く』 成田美名子/白泉社花とゆめCOMICS
中でも『翻訳教室』 は夏休みにたっぷり時間がある学生におすすめです。
東大大学院教授であり、翻訳家である柴田さんが
学生と実施した翻訳演習の講義内容を本で読めるという素晴らしい企画。
ヘミングウェイの『われらの時代に』の一節を学生が訳してきて、
それを授業で検討したりします。
授業で扱われている英文テキストが一部載っているので、
「自分ならどう訳すか」と考える喜びもあります。
ぼくは読んでいる間、ドキドキが止まりませんでした。
英米文学を専攻する・したい学生だったら
ぼくの100倍くらい「ああ!」って思うんじゃないかって思います。
大人になったぼくは今、
読まれないまま積んでいく本の量が冗談ではすまなくなってきて、
「ああ!」って毎夜思っていますが。
大人になれば
ドキドキが止まらない本。
日記 更新日:2010.07.26
