
『気がつけば82歳』
8月4日の日記
個人的に注目のブログ、『気がつけば82歳』
8月4日の日記にのけぞりかえった。
敗戦を迎えた昭和二十年八月に19歳だった筆者が
綴っていた日記を紹介しているのだが、
そのフラットな感覚に驚く。
19歳ならではのセンチメンタルさ、自己憐憫さは
いまのぼくたちと何も変わらない。
そして、以前誰かが述べた
「こんな時世でも日本はキャンプしたり、
ご飯食べてるから平和だ」
みたいなコメントに違和感を抱いたことを思い出した。
いかに悲惨な戦争下においても青春はあるし、
日々の営みはある。
ぼくたちはTVや新聞で世界の戦争被害を知るとき、
無意識に情報の向こうの彼ら彼女を
「戦争中の人」と見る傾向があるが、
彼らだってくだらない冗談で笑い転げるし、片想いに悩むし、
日常のなかで楽しみを見つけようとするし、溶けるような夜を過ごすのだ。
「戦争中の人はずっと悲惨な顔をしている・楽しまない」というイメージは想像の放棄だし、
戦争側・非戦争側の線引きだと思う。
ぼくらと同じように笑ったり恋したり、日常を楽しもうとしている人たちがいて、
そこに戦争があることを忘れてはいけない。
そんなことを『気がつけば82歳』で思い出しました。
『気がつけば82歳』
8月4日の日記
