
『パリ・オペラ座のすべて』
監督:フレデリック・ワイズマン
昨夜、長野松竹相生座のドキュメンタリー映画特集の一つである
『パリ・オペラ座のすべて』を観てきました。
以前、予告編を観る機会があったのですが、
練習を重ねるバレエダンサーの存在そのものがとても美しく、
楽しみにしていました。
映像の説明一切なし。
素晴らしい音楽いっぱい。
働く女性たくさん。
研ぎ澄まされたバレエダンサー、振付師、経営者、芸術監督。
何かを生み出すことに真剣に取り組んでいる人たちにあふれていました。
魅力あふれる人々をあえて並列に扱い、
「パリ・オペラ座」という場そのものをフィルムに映しきった監督の精神力に恐れを抱きます。
2時間40分と長い作品ですが、観ることができてよかったです。
本番前に今後予定しているドキュメンタリー映画特集の予告編が流れたのですが
韓国映画の『牛の鈴音』、フランスの『アニエスの浜辺』がともに良くて、
また長野松竹相生座・ロキシーに通ってしまいそうです。
うーむ、みごとに捕えられてしまったなぁと思いつつ、
そういう映画館が自分の生活のそばにあるのがとてもうれしい。
長野松竹相生座・ロキシーさんありがとうございます。
長野松竹相生座・ロキシー
ドキュメンタリー映画特集
久しぶりにレンタルビデオを観ました。
100円だったからね。
前から見たかった立川志の輔原作の映画『歓喜の歌』。
http://www.cqn.co.jp/kankinouta/
立川志の輔が作りだした新作落語をベースにした映画で、
『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』を撮った松岡錠司が
監督。
大晦日にママさんコーラスのダブルブッキングをしてしまった
ダメ公務員のドタバタ喜劇。
立川志の輔が生み出したストーリーの明快さ、
ほろりとさせる喜劇性がこの作品の美点なのはもちろんだが、
なんといっても素晴らしいのが主演の小林薫。
最初はただのイヤな公務員だった彼が
ダメさかげんはそのままに、どんどん愛おしくなっていく。
そのバランスがすばらしい。
小林薫はこんなにも引き付ける役者だったのだ。
グッときました。
レンタル100円はまだ続くらしい。
今日も帰りに借りていこう。

『シコふんじゃった。』
監督:周防正行
本当に久しぶりに、DVDでなく、VHSテープで映画を観ました。
五年ぶりくらい。
子どもが生まれてから遠ざかっていた家での映画鑑賞。
独身のときは土日で五本なんて平気で観てたのにね。
DVD全盛の御時世、レンタルビデオが捨て値で売っていました。
名作『シコふんじゃった。』が180円。忍びなくて購入。
妻子共に外出した休日、千載一遇とビデオをつけました。
これがまた良いのですね。
今までに五回は観てる映画なのに、やっぱり面白かった。
涙まで出てしまいました。
登場人物それぞれにテーマがあることは周防作品の特徴ですが、それが静かに胸に染みてきます。
竹中直人の映画だと思っていたら、本木雅弘が素晴らしいのだと今さらに気づきました。
やはりこれは彼の代表作だ。そして榎本明は別格。大好きです。
素直に良い映画で、久しぶりに心が晴れ晴れしました。
やっぱり映画は良い。
次に観れるのはいつかな。

『おくりびと』
監督:滝田洋二郎脚本:小山薫堂
映画『おくりびと』がいいです。
監督はセンスないけど、内容(モチーフ)と役者がとてもいい。
モントリオール映画祭グランプリも納得。
泣くのではなく、涙がこぼれる感じ。
知人の死で悶々してたことが、ちょっとクリアになる瞬間がありました。もちろん解決などではないのだけど。それでも。
よかったら観てみてください。
http://www.okuribito.jp/
それにしても本木雅弘はいい役者だ。
流れるような所作がとても美しい。
山崎努も堂々たる品格。
山田辰夫の名脇役ぶりもよかった。
いい映画だ。