
『GIANT KILLING』
ツジトモ/講談社
仕事に育児にとがんばっている弊社常務に
傑作サッカー漫画 『GIANT KILLING』 を最新巻までお貸しした。
サッカー経験者だけに喜んでくれ、
「このマンガを読むと、おれもがんばろうってちょっと思えるんだよ」と
言ってくれた。
それは常々ぼくが思っている漫画の美点である。
いいことをした。
と、思ったら、貸した1~13巻のうち6巻だけがなぜか無かった。
「漫画ジャングルとなっている我が家で一冊だけ探し出すのはもはや
不可能である」と 厳かに伝えると、
常務はヒザから崩れ果てた。
6巻は未完のエース・椿大介が大きく羽ばたく快感の巻である。
常務はさらに崩れ落ちた。
悪いことをした。

『ちはやふる』末次 由紀/講談社 Be・Loveコミックス
小倉百人一首の競技かるたをテーマとした
『ちはやふる』の最新巻(7)がでました。
今回は本当に密度が高く、素晴らしかった。
何度も泣きそうになりました。
説明はしません。
読めばわかる。
「やりたいことを思いっきりやるためには
やりたくないことも思いっきりやんなくちゃいけないんだ」
(ノ_・。)
「なんだっていい
かるただってなんだって
なにかを大好きになってほしい
自分を大好きになってほしい」
(ノ_・。)
「先生おれは
A級になるより
逃げないやつになりたい...」
(ノ_・。)
名言の嵐です。
漫画友達のカメラマンから興奮のメールがきました。
「あれは青春ですか?青春ですよね !!」
うむ。
まさしく青春である。
秋ですね。
秋は少女漫画の季節です。
いま僕は断然、槇村さとるにはまっています。
この人はすごい!
凛々しい!
『おいしい関係』(集英社・ヤングユーコミックス)
『Do Da Dancin'!』(集英社・ヤングユーコミックス)
『Real Clothes 』(集英社・クイーンズコミックス)
この三点はハズレなし。
自信のぐりぐり二重丸です。
どの巻も長編なので秋の夜長にぜひどうぞ。
雁 須磨子も良いです。
沁みます。
『いばら・ら・ららばい』 (講談社・KCデラックス)
『かよちゃんの荷物』 (竹書房・バンブー・コミックス)
仕事も私生活もなんの不満もないけど
でも何か物足りないような、という女子におすすめです。
また、御徒町 鳩という漫画家は近年の発見でした。
『みどりのまきば』 (新書館・WINGS COMICS)
これはいいですよー。
大切なことに大人も子供もないのだ!とシンプルに感動します。
まだ若い漫画家のようですが、
この才能はこれから大きく羽ばたくと思います!

『ママはテンパリスト』
東村アキコ/集英社
友人が女の子を出産した。
おめでとう。
なんだかとてもほっとした。
だって、その子はとても細いし、
小さいし、
責任感もあって仕事ができるのに泣虫だし、
本気で怒るととても怖いし、
すぐ怒るし、
音楽が大好きだし、
本も好きだし、
バレエをちょっとだけやってて立ち方がきれいだし、
美味しい食べ物が好きだし、
お酒も好きだし、
いじわるだし、やさしいし。
母子ともに無事でほんとうによかった。
おめでとう。
お祝いに行けたら、この本を持って行こうと思う。
『ママはテンパリスト』 東村アキコ/集英社
あの傑作『ひまわり』を描いている作者の育児漫画。
とにかく、おもしろい。
問答無用でおもしろい。
久しぶりにお腹の底から笑った。
彼女もこれを読んだら、あはははって
あの感じで笑うんじゃないかな。
そして、二年後にまた読んで、
そうそう、あははって笑ってくれるといいな。

『ちはやふる』
末次 由紀/講談社 Be・Loveコミックス
あけましておめでとうございます。
全国的にお正月でしたね。
正月といえば読書。
個人的にそうなんです。
テレビも見ず、音楽も聴かず、
こたつにあたってひたすら読書。
昼はみかんを共に、夜は冷や酒を共に。
よむよむよむ。
ああ、至福ですね。
ラブ、正月。
クリスマスより好きさ。
2009年の正月読書もなかなか順調でした。
以下はそのタイトルたち。
今年ははずれ本もなく、ずんずん読めたのが快感でした。
『翻訳夜話』 村上春樹、柴田元幸/文春新書
『オチケン!』 大倉崇裕/理論社
『ときどき意味もなくずんずん歩く』 宮田珠己/幻冬舎文庫
『ちはやふる』 末次 由紀/講談社 Be・Loveコミックス
『ブラック・ジャック・キッド』 久保寺健彦/新潮社
『犬身 』 松浦理英子/朝日新聞社
『ほぼ日刊イトイ新聞の本』 糸井重里/講談社
『毎日かあさん 5 黒潮家族編』 西原理恵子/毎日新聞社
中でも収穫は『ちはやふる』。
小倉百人一首の競技かるたをテーマとした少女漫画です。
すでに3巻まで出ていて話題作らしいですが、いやーよかった。
競技かるたがここまでスポーツであったとは!
登場人物全員(高校生)が
「競技かるたの魅力に気付いていく」という共通点があるからこそ、
人を好きになること、チームになること、成長することなどのテーマが
ぶれることなく鮮やかに立ち上がってきます。
いい青春少女漫画だ。
あと、西原理恵子の『毎日かあさん 5 黒潮家族編』も良かった。
右手に破壊を、左手に情緒を持つ天才サイバラの最前線漫画。
内容自体はいつもの通りだけど、やはりエンターテイメントとしてこのテンション維持は立派。
作者がもつ家族愛と社会への破壊衝動が今回もぶれてなくて、読んでいて気持ちいいです。
あー、正月読書は最高だね。
早く次の正月がこないかな。