HubSpotを使ってアンケートを実施したい
HubSpotにはアンケート機能とフォーム機能がありますが、アンケートの実施方法について解説します
顧客への満足度調査や、ユーザーの属性の調査のため、アンケートを企業活動の中で実施したくなるシーンはいくつかあるかと思います。アンケートはマーケティング、営業活動、既存顧客へのカスタマーサポートなど、さまざまな場面で有効活用ができます。
アンケートの活用の流れ
HubSpotのようなCRM(顧客管理)と連携しているアンケート機能を利用すると、下記のような利用ができます。- 特定の属性でアンケートの実施先を絞り込む
- メールから、アンケートに答えてもらう
- アンケート結果の集計
- アンケートの回答内容に合わせて、コンタクト(ユーザー)を分類する
- 満足度や回答内容に合わせて、情報配信を行う
HubSpotのアンケート機能の特長
HubSpotのアンケート専用の機能は、Service Hub Professional以上のプランに含まれる機能です。
- アンケート機能:Service Hub Professional以上
HubSpotのアンケート機能を導入すると、主には下記のようなことができるようになります。
- アンケートをメールとして送信し、ページ遷移をしなくてもメールからすぐに回答してもらえる(離脱率を下げることができる)
- 感覚的に回答しやすいレイアウトが用意されている
- 集計結果を円グラフ、棒グラフなどの視覚的に確認しやすいレポートで表示できる
- CRM(顧客関係管理)と連携がされており、回答内容が顧客情報に紐づいて蓄積される(顧客の絞り込みや、状況把握がしやすい)
HubSpotのフォーム機能との違い
HubSpotにはフォームの機能もあります。
似ている機能のため、アンケート機能の代用になるか、検討の対象となることもあります。
代用ができるシーンもありますが、アンケートの機能よりもレイアウトに制限があります。また、集計には工夫が必要です。
Service Hub Professional導入が難しい場合
アンケートの実施目的にもよりますが、下記での実施方法があります。
満足度調査などの集計を行いたい場合は、HubSpotフォームを利用いただくよりも外部のアンケートツールを利用いただいた方が有効な場合もあります。
ただし、外部のアンケートツールで取得した情報をHubSpotに連携し、今後の情報発信に活かしたい場合は、アンケート結果をCRMに入力するフローも検討しておきましょう。
外部のアンケートツールとの連携方法
下記のような方法で、外部アンケートのツールの情報をHubSpotに受け渡すことができます。
- アンケート結果をCSVでダウンロードし、HubSpotにインポートをする
- HubSpot側に、アンケート結果を格納する項目(プロパティ)の準備が必要
- アンケート実施時に、回答者のメールアドレスの獲得が必要
- HubSpotのマーケットプレイスより、連携アプリを使用する
- アンケートツールによっては、HubSpot社やパートナー企業などが提供しているアプリから連携できることがあります
- 連携のためのシステムを構築する
- 開発費がかかるため、場合によってはService Hub Professional以上の契約をした方がコストダウンにつながる可能性があります
アンケートの用途別の推奨ツール
アンケートを実施いただく際はHubSpotのアンケート機能を活用いただくと良いですが、代用できる機能を含めて用途別に推奨ツールをご紹介します。
目的・用途 | 推奨ツール |
マーケティング活動のために、コンタクトの属性情報(役職、業種、検討段階など)を集めたい場合 |
HubSpot フォーム機能 HubSpot アンケート機能 |
営業先の情報を詳しく集めたい場合(売上規模、予算決定月、決算月など) |
HubSpot フォーム機能 HubSpot アンケート機能 |
顧客の商品やサービスの満足度を知り、事業の改善に繋げたい場合 |
HubSpot アンケート機能 外部アンケートツール(Googleフォームなど) |
ブログ記事やセミナー内容の評価や満足度を知り、改善に繋げたい場合 |
HubSpot アンケート機能 外部アンケートツール(Googleフォームなど) |
営業担当者やサポート担当者の評価や満足度を知りたい場合 |
HubSpot アンケート機能 外部アンケートツール(Googleフォームなど) |
アンケート実施の目的と、情報獲得後にどのような活動に繋げるかに合わせ、ツールやアンケート方法を検討ください。