実績紹介|株式会社JBN|HubSpotによるWebサイト構築・DXでビジネス成果を追求する

60周年に相応しい「デザインの刷新」と「情報の整理」。4サイトの役割を再定義した一大プロジェクト|実績紹介|北辰不動産株式会社 様

作成者: 金子 大地|2025.09.04

プロジェクトの概要

JBNでは北辰不動産のコーポレートサイト、アドバンス・シティ・プランニングのコーポレートサイト、コンテンツメディア「C+ONE」、そして60周年記念特設ページの計4サイトの制作・リニューアルをご支援しました。


計4サイトの制作・リニューアルをご支援

北辰不動産グループとして複数の事業の役割やつながりを整理し、それぞれが伝えたいメッセージを明確にWebサイト上で表現しました。ターゲットユーザーに必要な情報がきちんと届くWebサイトを実現したプロジェクトです。

インタビュー

話し手

土田様(北辰不動産 広告宣伝部 係長)
小野田様(北辰不動産 広告宣伝部 主任)
網代様(アドバンス・シティ・プランニング  管理本部 BM事業本部 部長)
丸山様(アドバンス・シティ・プランニング 経理総務部 課長

本プロジェクトは、北辰不動産様とアドバンス・シティ・プランニング様のメンバーによる合同チームで進行しました。北辰不動産様はマーケティング・デザイン面を、アドバンス・シティ・プランニング様は事業内容・コンテンツ面を主にご担当されました。

聞き手

ディレクター  金子 大地(ディレクション担当)

当時の課題

——北辰不動産グループ4つのサイト制作・リニューアルをご支援させていただきました。まずは、当時のWebサイトについてどのような課題をお持ちだったか教えてください。

小野田 7〜8年前に一度Webサイトをリニューアルし、コンテンツマーケティングやブランディングにも取り組んでいましたが、思うような成果にはつながっていませんでした。

土田 記事コンテンツの数自体は多かったものの整理が追いついておらず、「どこに何があるのか分かりにくい」といった社内からの声も上がっていましたね。
また、グループ全体として事業を展開しているためグループ間をシームレスに行き来できるようなサイトを目指した結果、かえって導線が複雑になってしまい、ユーザーが欲しい情報にたどり着きにくいサイトになってしまっていました。

——そういった課題も踏まえ、改めてリニューアルすることになったのですね。

土田 今回のリニューアルは、北辰不動産の60周年という節目に合わせてグループ全体でのWebサイトのリニューアルを決めました。
目的は大きく2つあり、ひとつは60周年にふさわしい「デザインの刷新」。もうひとつは旧サイトで課題となっていた「情報の整理」です。5社によるコンペを行い、最終的にJBNさんにお願いすることになりました。

寄り添う姿勢がJBNへの依頼の決め手に

—— JBNをパートナーに選んでいただいた理由は何だったのでしょうか?

丸山さん(左)

丸山  「うちならうまくできますよ!」という押しの強いプレゼンではなく、JBNさんは良い意味で肩に力が入りすぎていない誠実で素朴な印象を受けました。「儲けたい」という雰囲気がないというか、むしろそこに信頼感を覚えたんですよね(笑)。

小野田 私たちの会社の立場に立って「北辰だったら」「アドバンスだったら」といった視点から話してくれていたのが印象的でした。

網代 私が一番印象に残っているのは「寄り添う姿勢」ですね。
事前に用意された資料を一方的に説明するのではなく、私たちとの会話の中で「たとえばこういう形で集客につなげられますよ」と、コンテンツマーケティングの具体的な活用方法を提案してくれました。

まさにJBNさんが掲げている「対話から導く」というビジョンが体現されていると感じました。

—— うれしいお言葉、ありがとうございます…!

土田 もともと私たちもHubSpotを導入していたこともあって、その活用方法や連携の仕方について理論的な道筋をしっかりと示してくれたことも大きな決め手でした。

丁寧だったから安心できたプロジェクト進行

—— 期待や不安もあったかと思うのですが、実際にプロジェクトが始まってから印象に残ったことはありますか?

小野田 これまでパートナー企業とは対面でのやりとりが多かったので、JBNさんが長野の会社だと聞いて最初は少し不安もありました。ですがオンライン上でも私たちの話を深く理解しようとしてくれているのが伝わってきました。
60周年のタイミングもあり公開日を絶対にずらせないという状況だったので、正直「ここまで丁寧にヒアリングしていて間に合うのかな?」と心配になるくらいで(笑)。でもいざ制作に入ると驚くほどスピーディーで、そのギャップにびっくりしました。

丸山 最初のヒアリングや要件定義のフェーズで丁寧にすり合わせができていたからこそ、制作が始まってからの進行はとてもスムーズでしたね。出てくる成果物の完成度も高く、どんどん形になっていく感じがありました。

—— 私は公開日が近づくにつれて毎日ヒヤヒヤしていましたが(笑)、皆さんはご心配なかったですか?

土田 いいえ、議事録や進行表などの共有もとても丁寧でしたし、体制もきちんと整っていたので安心して進められました。

網代 進捗管理がしっかりしていたのももちろんですが、私たち側の作業に対してもきちんと確認してくれて「やっていただきありがとうございます」といった感謝の言葉も添えてくれるんですよ。JBNさん、優しいなあと思っていました(笑)。

網代さん

丸山 打ち合わせの中でも、こちらの些細な意見や要望に対して「だったら、もっとこうしてみませんか?」といった具体的な提案をしてくれたり「一度持ち帰って考えてみます」と前向きに引き受けてくれたり、とても協力的でありがたかったです。

届けたかったユーザーに届くサイトに

—— リニューアル後の反響や成果についてはいかがですか?

小野田 C+ONEサイトの具体的な成果としては、導線をしっかり整理したことで今までほとんどダウンロードされていなかったホワイトペーパーが、着実にダウンロードされるようになりました。

ユーザーが迷わず情報にアクセスできるよう、サイト導線およびカテゴリを整理


網代 問い合わせの内容も、以前よりぐっと具体的になりました。
たとえば「将来、娘にビルを譲りたいからそのための準備について相談したい」といったまさに私たちが想定していたペルソナ像に近い方々からの問い合わせが増えてきたと感じています。

各事業の関係性や役割を明確化し、視覚的にもわかりやすく表現


丸山 リニューアルして一番大きかったのは、「これまで接点のなかった方々にもアプローチできるようになった」ことですね。
これまでは既存のお客様や各部署が持っている人脈を中心に仕事を進めてきたので、完全なゼロからの新規開拓というのはなかなか難しかったんです。でも今は「知らなかったけれど、実はニーズがあった」という方がサイトを訪れて私たちのことを知り、理解してくれるようになった。これは本当に大きな変化だと思います。

網代 0から1の接点ってハードルが高いじゃないですか。でもWebサイトがあることでその最初の一歩をお客様のほうから踏み出してもらえる。それが実現できたのはリニューアルして本当によかったなと思えるポイントですね。

—— Webサイトの役割がしっかり果たされていると感じられて、私たちも嬉しいです。

丸山 採用ページも、応募者の方と面接をする中でWebサイトを見て企業の全体像をしっかり理解してもらえていること、また会社の雰囲気の伝わり方にも貢献していると実感しています。今後質の高い応募者の獲得にも期待しています。

—— ありがとうございます。皆さんはそれぞれのWebサイトでお気に入りの部分はありますか?

小野田 私は北辰不動産のトップページが気に入っています。北辰らしさをきちんと残しながら、洗練されたデザインに仕上がったのが嬉しかったですね。

北辰不動産サイトトップページ 

網代 アドバンス・シティ・プランニングのサイトでは、ビル管理業界のイメージを変えるような「爽やかで優しい」雰囲気を大切にしたデザインがお気に入りです。コーポレートカラーのブルーを基調にしつつ、濃淡の使い分けで視認性も確保できていて全体としてモダンで整った印象になったと思います。スクロールやスライダーの動きも快適です。

アドバンス・シティ・プランニングトップページ

——管理会社としての信頼性を表現しつつ、設計会社としてのルーツも感じられるよう意識しました。

丸山 C+ONEのサイトは、親しみやすい印象にしたいという思いがありました。その上で、私たちの少し曖昧な表現やニュアンスもくみ取ってしっかりデザインに落とし込んでくれたデザイナーの樋口さんは、さすがだなと感じましたね。

C+ONEサイトデザイン

今後の展望について

——今回のリニューアルを経て、今後のWebサイトやHubSpotの活用についてどのような展望をお持ちでしょうか?

丸山 将来的には英語対応サイトを設けて海外への発信力を強化することや、採用に特化した専門サイトの立ち上げも検討しています。

小野田 今回のリニューアルによって、Web環境の「土台」や「枠組み」がしっかり整ったと感じています。今後はこの基盤を活かしてHubSpotをより本格的に活用していきたいですね。たとえば新規事業を立ち上げる際にも、ゼロからではなくすぐにWebを活用できる体制を社内に整えていきたいと考えています。
その一環として、JBNさんにはマーケティング戦略の設計から、HubSpotを用いた施策の実行・改善運用までを体系的に学べる実践型プログラムをお願いしているところです。

——今後もご一緒できて嬉しいです。成果につなげていけるよう引き続き取り組んでまいります!

担当ディレクター JBN金子

最後に、JBNはいかがでしたか?

——今回ご一緒させていただいて、私たちJBNについて感じたことがあれば教えていただけますか?

土田 JBNさんは本当に丁寧に話を聞いてくださって、私たちの会社を深く理解しようとしてくれている思いが伝わってきました。その姿勢が信頼につながりましたし、そうして汲み取っていただいた内容が実際にWebサイトにもしっかり反映されていると感じています。

丸山  今回のプロジェクトを通じて、JBNさんは丁寧なヒアリングから企業ならではの「強み」や「色」を的確に汲み取り、Web上で表現できるところが強みだなと感じました。
競合が多い業界や複雑なサービスを扱う企業ほどJBNさんの「対話から導く」というスタンスがより一層力を発揮するのではないかと思います。

——皆さんにじっくり向き合っていただいたからこそだと思っています。ありがとうございました!

 

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