国立長野高専は、長野県長野市に所在する5年制の高等専門学校です。日本の科学技術と産業の発展を支える人材を育てることを目的とし、体験を重視した質の高い教育システムを提供しています。
当校のWebサイトリニューアルでは、情報が見つけにくく管理が難しいという課題を改善しました。ユーザーが迅速にアクセスできるように情報を整理し、同時に管理者が簡単にコンテンツを更新・管理できる環境を整備しました。
当サイトは受験生、保護者、教師、研究機関など、様々なユーザーが訪れるWebサイトです。情報量が多いだけでなく、ユーザーの立場によって求める情報が異なるため、Webサイトの全体像が一目で把握できる情報設計に重点を置きました。グローバルナビゲーション、フッター、ローカルナビゲーションに情報を整理して表示することで、ユーザーの利便性を向上させました。
従来のWebサイトは、複雑化したCMSを管理できる1人の担当者が入試情報やオープンキャンパス、学事情報、部活情報など、膨大な情報を随時更新しなくてはならず、大きな負担になっていました。また、このままでは緊急時の対応が難しく、リスク管理上の問題もありました。
そこで、技術的な知識や専門スキルを持たない人でも、直感的な操作のみで簡単にコンテンツを作成できるHubSpotのCMS(Content Hub)を導入し、誰もがWebサイトの更新・管理ができる環境を実現しました。
ページの作成時には、HubSpotの機能の一つである「モジュール」を活用することで、見出し、テキスト、画像などのコンテンツパーツの形式を統一し、作成者に限らず統一感のあるページを実現できます。さらに、編集作業の際には、一箇所を編集すると複数の関連箇所が同時に更新される設計により、管理工数を削減できます。
Webサイト上の情報が整理されたことで、ユーザーが求める情報に迅速にアクセスできるようになり、ページの回遊性も高まりました。
また、更新・管理のしやすいWebサイト環境を構築したことで30人以上のスタッフが作業を行えるようになり、管理負担の減少と情報発信力の向上につながりました。今後はさらに多くのユーザーに長野高専の活動を知ってもらえるよう、より多様な情報発信を行っていきます。