株式会社高見澤のインフラセグメントは多様化・高品質化が要求されている建設工事のニーズに適応した建設資材を幅広く販売しています。また工事の請負や大型トラックによる運送業務など、建設工事にかかわる多様なサービスも展開。社会インフラの整備に貢献するとともに、社会から必要とされ信頼され続ける事業を目指しているセグメントです。
当プロジェクトではインフラセグメントを本社サイトから独立させ、(1)お客様に事業内容をよく深く知っていただくこと、(2)お客様の日々の業務に使いやすいWebサイトにすることを目指しました。
高見澤様では事業機構を4つのセグメント制(インフラ、エネルギー、フード、エステート)に変革したことに合わせ、事業の意思決定を担うビジネスパーソンに向けてセグメント別に広報活動を進め、Webサイトからの引き合い獲得も推進したいとお考えでした。
株式会社高見澤 第74期報告書(2023年7月1日~2024年6月30日)より引用
そのお考えを踏まえ、今回のプロジェクトではインフラセグメントを対象にHubSpotを土台にしたWebサイトを2種、新たに制作。「広報活動の土台作り」と「Webマーケティングの場所作り」という2つの施策を推進できる環境をつくりました。
このプロジェクトではインフラセグメントとして新たにWebサイトを立ち上げることに加え、従来から運営していたコンクリート製品サイトのリニューアルも行うという、二つの側面を持っていました。インフラセグメントでは6つの事業を展開しており(プレキャストコンクリート製品、建設資材、工事、生コンクリート、骨材、運送)、それらを広く発信していく役割を担う一方で、コンクリート製品サイトは購買に直結するマーケティングツールとしての役割を果たす必要があり、1つのウェブサイトで2つの目的を実現することが求められました。
JBN様には新規ウェブサイトの立ち上げにあたり、インフラセグメントサイトのブランドコアやターゲット層の整理をご支援いただき、それらをデザインに落とし込みながらサイト構築を進めて頂きました。また、コンクリート製品サイトでは従来の構成を活かしつつ、「ユーザーにとって使いやすいサイトとは何か」「どうすれば問い合わせが増えるのか」といった点を1つ1つに議論しながら進めました。専門家の立場から機能や導線について細部まで丁寧にご指摘いただいたことで、これまで “なんとなく” で済ませていた部分を明確化でき、結果としてサイト全体のクオリティ向上に繋がったと感じています。
旧サイトのリニューアルと同時に、新たなサイトを新設するという、挑戦的かつ前例のないプロジェクトでした。初めは「本当にこれで良いのか」という不安が常に頭をよぎり、方向性を定めることに苦労しました。
しかし、JBN様との綿密な打ち合わせを重ねていくうちに、点と点が線で繋がっていくように、徐々にサイトの全体像が明確になっていきました。「これは、うまくやれば化けるホームページになるかもしれない」と打ち合わせの際に稲田さんとお話ししたことは今でも鮮明に覚えています。
単にホームページを制作するのではなく、デザイン、UI/UX、コンテンツの細部に至るまで、戦略的な視点を持って構築してくださいました。特に直感的なナビゲーションやブランドメージを体現するサイト全体のデザインは非常に良い仕上がりにしていただきました。
また、プロジェクトの進行中も、私たちの要望や懸念に対して迅速かつ柔軟に対応してくれたことで、信頼感を持って進められたと感じています。完成したサイトは、ただ美しいだけでなく、戦略が随所に組み込まれた、まさに「生きているホームページ」だと感じます。プロジェクトを通じてJBN様のプロフェッショナリズムとクリエイティブな力を改めて実感しました。ありがとうございました!
遠藤さん、丸山さんが前述されているように「インフラセグメントの事業概要を伝えるための事業サイト」「製品の購買に直結する製品サイト(マーケティングサイト)」という2つのテーマがあり、しかも事業サイトの中に製品サイトが入れ子的に存在するという油断するとカオスになる案件でした。しかし、遠藤さん、丸山さん、上長の皆さんがキックオフの時点から当社との対話に注力してくださり、時にはよく耳を傾けてくださり、あるべき形で無事にリリースすることができました。ありがとうございます。
個人的なテーマとしては「インフラセグメントの事業推進のためのWeb活用の土台づくり」でしたのでそれは達成できたと思っています。まずは「コンクリート製品サイト」でHubSpotをベースとしたWeb活用のご理解を深めていただき、Webからも営業的な成果を出し、将来的にはインフラセグメントの第2、第3の事業に基づいたマーケティングサイトをご提案したいと思っております。
インフラセグメントの新規サイト立ち上げと、コンクリート製品サイトのリニューアルという、2つの目的を同時に実現するプロジェクトでした。
インフラサイトでは、ブランドの方向性を整理し、6つの事業の強みが伝わる構造を設計しました。一方、コンクリート製品サイトでは、使いやすさと問い合わせにつながる導線を重視し、チームで議論を重ねながら細部まで検討しました。
高見澤の皆さんがとても協力的で、コンテンツ作成など制作作業もスピーディーに進めてくださったことで、プロジェクト全体がスムーズに進行し、サイトのクオリティ向上にも大きくつながりました。結果として、ブランド発信とマーケティングの両面がうまく両立した、使いやすいサイトになったと感じています。
インフラセグメント事業サイトでは、インフラセグメントの “多岐にわたる事業が私たちの暮らしに結びついている” 根底部分を大切に、イラストで描き起こしています。専門分野ということもあり難しかったのですが、担当のお二人のご協力があったからこそ完成に至ることができました。
コンクリート製品サイトでは製品と施工事例などの “求めている情報へのたどり着きやすさ” に重点を置いてデザインし、両サイトの共通部分の出し方とユーザーがいかに使いやすいかのUI部分にも力を入れています。
HubDBで製品情報を一元管理し、各ブログ記事やCADデータのダウンロードページにその情報を引用する構成としています。これにより、情報を一か所で更新するだけで全ページに反映されるため、サイト全体のメンテナンス性が大幅に向上しました。
また、サーバーレス関数を用いて、ログインユーザーのダウンロード履歴をカスタムオブジェクトに自動保存しています。外部サーバーを使用せず、HubSpot内で完結できる柔軟で拡張性の高い設計となっています。