インターネットと現実と

「ニーズを明らかにして、情報提供する」ことの難しさ

2016.07.07

「欲しい」という強い気持ちって、次の瞬間するりと心の中から逃げてしまい、まぁいいか・・なんて、僕はそんな人間です。例えば、強い気持ちで手に入れた物にどのくらい執着していますか?たいていは手に入れた瞬間飽きています。モノ余りの状況で、それを手に入れたい必然性がほとんどない時代に、消極的選択だったり、気の迷いの中での選択だったり、思いつきだったり、いろんなブレの中で人は商品やサービスを選んでいく。

「ニーズを明らかにして、情報提供する」

Webサイトを制作するときによく使われる言葉です。でも考えれば考えるほど分からなくなる瞬間があります。とくにコモディティ化した商品の場合、パズルのピースをはめるみたいに自分のニーズにぴったりあった商品やサービスの情報提供が可能だなんで想像できません。

顧客にコンテンツを提供するためのカスタマージャーニーマップという手法があります。ペルソナを設定し、顧客の行動を時系列に考えて、その時々にあわせた最適なニーズを捉え、情報提供するというやり方です。

とはいえ、果たして自分が設定するペルソナは同時代性をとらえきれているのか?合理的かつ理想的にそのペルソナは行動したり、関心を示すのか?というところに疑問を持つことがあります。

仮説構築のための、思考を深めるための一つのツールと割り切って使用できればいいのですが、ペルソナを設定することからはじめるやり方は、その商品ニーズについてシュリンクさせていくような側面があると考えます。

それよりは、自社の商品やサービスがインターネットを通して、どんなニーズを生み出せるのかということから考え、整理し情報提供するほうが健全な気がするのです。