集客を目的としたコンテンツ制作(文章作成)について

BtoB企業のWebマーケティング支援をしていると、お客様にコンテンツを書いていただくケースもあります。
「この製品をもっと知ってほしい」「この技術でもっと相談がほしい」といった営業課題への施策のひとつとして、集客を目的としたコンテンツが必要な場合です。

JBNの運用支援では、集客にトライする製品・技術をお客様とのミーティングで協議し、必要があればお客様にWebに掲載する記事を書いていただきます。

「集客を目的としたコンテンツ」と目標を共有しているので、お客様からもSEO的なご質問をいただくようになりました。これってとてもいいことだと思います。目立たないけれど、運用支援の副産物です。

なぜなら、「Webサイト/Webコンテンツのあるべき姿」に興味関心を持っていただいているので。その視点があるかないかで、BtoB企業のWeb活用は大きく違います。

このブログでは、コンテンツを書いていただくお客様から寄せられた質問を掲載いたします。
「集客のためにコンテンツが必要と分かるけど、書き方が分からない…」とお悩みのWeb担当者様の参考になると嬉しいです。


お客様からの質問1

「◯◯ネジ」など検索ボリュームが高いワードを入れると良いとのことですが

  • コンテンツ内でのワードの数は影響しますか?
  • ボリュームが高いワードが1個入れば良いのか、しつこく入れるのか…

質問1へのお返事

重要ポイントとして下記の順にお考えいただけましたら幸いです。

  1. 見出し
  2. 本文

まず、ページの構成を見出しで考えることが重要です。
例えば、「◯◯ネジ」がターゲットキーワードの場合、「◯◯ネジ」を総括的に伝えるとしたら、どのように分解すると分かりやすいかを考え、分解したテーマを見出しに入れていきます。

見出しが決まったら、本文はその詳細説明となります。
「大テーマ→中テーマ→小テーマ→詳細説明」の順で文章を書いていただけると、必然的にターゲットキーワードが含まれたコンテンツとなります。

以下、「◯◯ネジ」をターゲットキーワードとした例です。

 


◯◯ネジについて(大見出し)

◯◯ネジについての一般的な解説が入ります。

◯◯ネジの特徴(中見出し)

◯◯ネジの特徴について解説が入ります。

◯◯ネジの用途(中見出し)

◯◯ネジが使われるシーンについて解説が入ります。

◯◯ネジの種類(中見出し)

aaな◯◯ネジ(小見出し)

aaな◯◯ネジについて簡単な解説が入ります。

bbな◯◯ネジ(小見出し)

bbな◯◯ネジについて簡単な解説が入ります。

△△製作所の◯◯ネジ(中見出し)

△△製作所が得意とする◯◯ネジの特徴についての解説が入ります。
△△製作所が得意とする◯◯ネジの特徴についての解説が入ります。


Googleは「1ページ1テーマで、構造的に書いてくれたら評価するよ」という姿勢です。
つまり、上記のような構成です。

そうすると、必然的に「◯◯ネジ」という単語が見出しでも本文でも出てきます。
「ワードの数」という点でいえば、見出しでテーマを設定して、その内容を本文で書いていただければ十分です。
(そのあと、ぼくの方でチューニングも可能です)

ですので、「ワードが1個入れば良いのか、しつこく入れるのか」という点については、「意図的にしつこく入れないでよい」というお返事になります。その代わり、「見出しをちゃんと考える → 見出しにそった内容を書く」の順番を守ることが大切です。

 


お客様からの質問2

「◯◯ネジ」「△△ネジ」など検索ボリュームの高い製品への適用について

  • 書きたいものの、それらの詳細が分からず的外れなコメントになりそうです。
  • ワードが入っていれば内容はこちらでアレンジしても良いですか?

質問2へのお返事

はい。もちろん。
サイト訪問者に有益な情報が最優先事項ですので、
「書けることを書いていただく」でどうぞお願いいたします。

 


お客様からの質問3

今のWebサイトに載ってる内容とどのくらい被せていって良いものでしょう

  • 載っている内容を少し詳しくって感じで良いでしょうか?
  • それとも載っていない情報を載せるべきでしょうか?(あまりありませんが…)

質問3へのお返事

「◯◯なテーマでページにまとまっている」ことがユーザーにとっても有益ですし、有益なページはGoogleが評価してくれます。ですので、他のページとかぶるような内容でも、「このページを見ればまとめっていて便利」という点はあります。

丸々コピーだと、Googleに怒られてしまうので完コピはNGですが、内容がかぶることを避けなくても大丈夫です。ただし、「1テーマ1ページ」が鉄則かつ最強ですので、ページ公開後のアクセスデータを検討しながら、ページの統合をいずれ検討することになるかと思います。

 


集客を目的としたコンテンツの書き方まとめ

下記の3点を鉄則として考えましょう

  • 1ページ1テーマに絞る(それがターゲットキーワードとなる)
  • 構造的に見出しを考える
  • 文章は見出しの内容を丁寧に書けばよい

順番的には

  1. テーマを決める
  2. 見出しを決める
  3. 文章を書く

この順番で文章を考えることをおすめします。

もちろん、「ターゲットキーワードを何にするか」「競合サイトとの比較はどうか」「そのキーワードは営業に貢献するか」など検討すべきことは多々ありますが、それこそが運用支援の制作会社の出番です。どんどん相談することをおすすめします。

 


JBNが提供するWebマーケティングの運用支援

JBNが提供するWebマーケティングの運用支援では、一社一社に合わせ、年間契約でシステムの導入、運用、施策、といったPDCAを回して成果に貢献しています。

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執筆者

稲田 英資

稲田 英資

セミナー・講座で学ぶ「成果」のためのWeb戦略プログラム『SBW』の企画・運営を担当。また、「経営課題としての採用活動」をテーマに取り組み、採用面でのインターネット活用を学び、提案・講座に活かしています。

過去の講師歴
●SBW 『大手採用メディアに依存しない採用サイトのつくり方Vol.1、Vol.2』
●出前講座 『大手メディアに依存しないインターネットを使った採用活動』(福祉団体主催の長野県福祉人材確保・定着支援セミナー)

個人的な活動
長野市ライブハウス『ネオンホール』Webサイトへの連載
『大人になれば』
「働くって何だろう?」をテーマにいろいろ考えたり、話を聞きにいったりするWebマガジン
『働くって何だろう研究所』

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