webマーケティングでの顧客貢献に注力し始めています。
とはいえ、「マーケティング」と言った途端にやたらとカタカナが多いのも事実。
リードとかナーチャリングとかインサイドとかコールドとか…
カタカナを使って流暢に喋って分かった気になるのも個人的に好きじゃありません。
クライアントも黙って聞いてくださいますが、中には「よく分かんないけど言いづらいなあ…」と思っている方もいるはず。
そんなとき、「そもそもマーケティングとは」「目的は何なのか」から話し合う必要が生まれたら、ぼくはよくこの言葉を思い出します。
>お前が売りたいときに売ってもだめだ、お客さんが買いたいときに売らなければならない。そしてお客さんが買いたくなる環境というものはお前が作れるもんだ
うちの父は商業高校出てそのまま就職し、苦労に苦労を重ねた人だが、彼の「お前が売りたいときに売ってもだめだ、お客さんが買いたいときに売らなければならない。そしてお客さんが買いたくなる環境というものはお前が作れるもんだ」という言葉は息子のひいき目かもだけど実に含蓄ある言葉。
— たいしょう (@taisho__) April 29, 2020
本当にそうだと思っています。
JBNにとって顧客事業に貢献したいことは正にここです。
「何を言うかではなく、誰が言ったかが重要」を実感した愛媛の無農薬レモン
「お客さんが買いたくなる環境作り」を最近実感したのが、行きつけのイタリアンレストランさんが紹介した「愛媛の無農薬レモン」でした。
「お店で取引している愛媛県今治市大三島のレモン農家さんが、収穫期なのにコロナの影響で困っています。1キロからでもいかがですか?」とFacebookで紹介して、わずか3時間で100キロの注文がまとまっていました。
お店のFacebookで投げかけてすぐに、「1キロお願いします」「3キロお願いします」と多くの人からの投稿でFacebookのコメント欄が賑わいました。
もちろんぼくも五キロお願いしました。
だって、あの美味しいお店が使っているレモン。美味しくないわけがない。
あっという間に沢山の人が申し込んでいて。
三時間ほどで一旦締切となりました。
きっと、ぼくと同じように、このお店での美味しい体験をしている人が多いんじゃないかなと推測しています。体験からの信頼感。
同じ内容、同じ無農薬レモンを、ぼくや販売店さんがFacebookで流してもこのような結果は生まれないだろうと容易に想像できます。
「何を言うかではなく、誰が言ったかが重要」
これはSNSマーケティングでは基本骨子ですが、今回の「愛媛の無農薬レモン」については、本当にその通りだったなあ…と注文に賑わうFacebookのコメント欄を見てしみじみ実感するのでした。
そしてこれもまた、「お客さんが買いたくなる環境作り」の一つです。
レストランの人たちは意図してそうした環境を作ってきたわけではないけれど、培ってきたことの結果がよく分かる事例でした。
Webマーケティングは「お客さんが買いたくなる環境作り」
Webサイトを作っただけでは事業に貢献しません。
事業に貢献するための運用をして、初めてWebサイトはその役割を十二分に発揮することができます。
Webマーケティングはそのための重要な施策であり、その骨子は「お客さんが買いたくなる環境作り」に他なりません。
無農薬レモンの注文であっという間に一杯になったイタリアンレストランさんのように、「あなたが言うなら買います」という状況を作るとしたら。
自社の製品やサービスのために、どんな人とつながり、どんなコミュニケーションを重ねていくべきでしょうか。日々の業務はどのように変化させるべきでしょうか。
それを考えることがマーケティングを始める第一歩だと思います。
そして、JBNでは伴走者として、共に考え、試し、成果を目指していきます。
お客さんが買いたくなる環境作り
一緒にやっていきましょう。
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