HubSpotで重要なお知らせをメールしたいけれど、受信者がメールを配信解除してしまっている場合はどのように届けたら良い?
HubSpotのマーケティングメールをオプトアウト(配信解除)しているユーザーに、重要なお知らせをご案内する方法
HubSpotのマーケティングメールを配信解除しているユーザーには、受信者が受信を再設定しない限り、マーケティングメールは届きません。(オプトアウト(配信解除)後の再登録方法はこちら)
しかし、顧客に対して、重要なご案内を送る必要がある場合もあります。(営業日、価格改定、契約内容など)
その場合の対処法について、ご案内します。
一度オプトアウトしてしまったユーザーへの対応
すべての「サブスクリプションタイプ」のメールをオプトアウトされてしまった場合、HubSpotのトランザクションEメールの機能をお使いいただくことで、オプトアウトしてしまったユーザーにも情報を届けることができます。
トランザクションメールアドオンを購入すると、商取引の領収書、アカウントの更新、利用規約の変更など、ビジネスに不可欠なメールを専用IPアドレスで送信することができます。
トランザクションEメール
顧客とのリレーションシップに基づき、受信者が行なったアクション(アカウントのサインアップ、購入レシート、請求書、パスワードの変更など)をきっかけに、発行するメールです。
上記の内容に限らず、送信することはできますが、メールに関する法令や会社のコンプライアンスに従って活用する必要があります。
契約に関するお知らせなど、取引や進行中の取引に関する重要な情報に限定して、送信することを強くお勧めします。
トランザクションEメール活用の注意点
HubSpotでトランザクションEメールを活用する場合はソフトウェア(トランザクションメールアドオン)を購入する必要があります。
トランザクションメールアドオンは月額$600かかります。
トランザクションEメールの他に方法はないの?
トランザクションEメールを活用できない場合は、自動化はできませんが下記の方法も考えられます。
- 送信できなかった方々へは個別対応or別のメールで一斉送信を試みる
- 重要なお知らせは、Webサイトのお知らせページを用意し、目に留まるようにする
重要なお知らせは解除されないように工夫する
必ずオプトアウトを防げる訳ではありませんが、解除方法を工夫することで防げることもあります。
サブスクリプションタイプを設定する
そもそも、サブスクリプションタイプ(送信するメールのカテゴライズ)を設定していない場合は、「重要なお知らせ」とそうではないご案内のサブスクリプションを分けておくことをお勧めします。
- サブスクリプションタイプの例
- 重要なお知らせ
- 製品・サービスの最新情報
- 業界のニュースやお役立ち情報
サブスクリプションタイプを分けておくことで、受信者に受け取りたいメールのジャンルのみ、選択いただけます。
マーケティングメールの「配信解除」のリンクをカスタマイズする
マーケティングメールは必ず、ユーザーが「配信解除」をできるようにしておく必要があり、これは日本含む、各国の法令で規定されています。
HubSpotのマーケティングメールの場合は、「配信停止」「配信設定」のいずれか、または両方のリンクを表示させることを必須にしています。
「配信停止」の場合は、すべてのサブスクリプションタイプ(送信するメールのカテゴライズ)を解除することになります。
「配信設定」の場合は、ユーザーが受け取りたくないメールを選んで、解除することができます。
そのため、「配信設定」のリンクのみを表示させることで、すべてのメールを解除されてしまうことを防げます。
※メールに「配信設定」から配信解除ができる旨を記載しておくなど、ユーザーにわかりやすい案内にすることは考慮しましょう。
配信設定ページをカスタマイズする
配信設定のページをカスタマイズして、わかりやすい案内にしておくことも大切です。
まとめ
重要なお知らせを配信する方法や設定について、ご案内しました。
- 配信解除されてしまったユーザーに重要な案内を届ける方法
- トランザクションEメール(月額$600)を活用する
- 届かなかったユーザーには個別で案内をする
- お知らせブログなど、わかりやすいところに案内を記載する
- 配信解除をされづらくする工夫
- メールに表記するリンクを工夫する
- 配信設定ページをカスタマイズする