HubSpot技術情報|株式会社JBN|HubSpotによるWebサイト構築・DXでビジネス成果を追求する

カスタムイベントが「Professionalプラン」で利用可能に

作成者: 金子 冴|2026.05.19

対象:Smart CRM Professional・Enterprise、Content Hub Professional・Enterprise、Marketing Hub Professional・Enterprise、Sales Hub Professional・Enterprise、Service Hub Professional・Enterprise、Data Hub Professional・Enterprise、Commerce Hub Professional・Enterprise 

カスタムイベントとは?

HubSpotのカスタムイベントとは、HubSpotが標準では自動取得しない「ビジネス上重要な行動」をイベント(=行動ログ)として定義・蓄積できる機能です。

通常のページビューやフォーム送信はHubSpotの標準機能としてデータを蓄積できますが、カスタムイベントは、標準機能では蓄積できない、次のようなものを行動データとして記録できます。

例:Webサイト上の「特定の行動」を細かく追いたいとき

ページビューでは「どのボタンを押したか」は分からないため、ボタン単位で行動を見たい場合にカスタムイベントを使います。

  • 資料ダウンロードのボタン/リンクがクリックされた

  • 「無料デモ」や「お問い合わせ」のボタンがクリックされた

  • 特定のPDFリンク・外部リンクがクリックされた

など、こうした「要素クリック」をトラッキングすることで、

  • どのボタンが一番クリックされているか

  • どのコンタクトがどのボタンをいつ押したか

をイベント単位で分析したり、コンタクトのタイムラインに表示したりできます。

例:特定ページやURL群の訪問を「イベント」として扱いたいとき

特定のページを訪問した際、「重要な行動」として扱いたい場合にイベント化します。

  • 料金ページを訪問した

  • 解約フォームの説明ページを見た

  • 特定製品カテゴリのLP群を訪問した 

など、こうしたURL訪問をカスタムイベントにすることで、

  • スコアリングやキャンペーン評価に使う

  • ワークフローのトリガー条件にする

といったことがしやすくなります。

例:オフラインイベントや外部ツールの行動をHubSpotに持ち込みたいとき

HubSpot外で起きた行動も「イベント」として取り込めます。

  • 展示会・セミナーへの参加・来場記録(スプレッドシートでインポート)

  • 自社アプリ内の「ログイン」「プラン変更」「解約」などをAPIで送信

  • 外部サービス(決済、ウェビナーツールなど)からWebhookで送る

これにより、

  • Webとオフライン、外部SaaSを含めた一貫した行動履歴をHubSpot上で見られる

  • カスタムレポートやアトリビューションレポートにその行動を組み込める

カスタムイベントは、「いつ・何が起きたか」 を残せるのが最大の特徴です。また、カスタムイベントに蓄積されたデータは、ワークフローのトリガーやセグメントのフィルターとして使用することも可能なため、これらの行動をイベントとして記録することで、

  • 営業フォロー

  • スコアリング

  • ワークフロー

  • レポート分析

を、行動ベースで行えるようになります。

設定

[データ管理]>[イベント管理]にある「イベントを作成」ボタンから、カスタムイベントの作成が行えます。

イベントデータの送信方法

用途に応じて複数の手段があります。

HubSpotのトラッキングコードを使用して、ウェブサイト・ウェブアプリからイベントデータを送信できる

  • ビジュアル機能

  • JavaScript

APIまたはWebhookを使用してアプリからイベントデータを送信できる

  • イベントAPI

  • Webhook(Data Hub Professional/Enterpriseのみ)

HubSpotの内部データを追跡できる

  • HubSpotオブジェクトのプロパティ変更トラッキング

オフラインの行動をインポートできる

  • スプレッドシートをインポート(静的データ)

制限事項

  • Professional:月間1,000万イベント

  • Enterprise:月間3,000万イベント

  • イベント定義:最大500件

追跡可能なイベントや、イベントの定義には上限があります。「何でもかんでもイベント化」ではなく、ビジネス判断に必要な行動に絞る設計が重要です。

まとめ

今回のアップデートにより、HubSpotのProfessionalプランでも、「顧客が いつ・どんな行動をしたのか」を、イベントという形で正確に蓄積できるようになりました。

カスタムイベントは、

  • ページを「見たかどうか」ではなく

  • どのボタンを押したのか、どの行動まで進んだのか

といった、意思決定に近い行動を捉えるための仕組みです。そのため、

  • CTAでは数が多すぎて管理しきれない行動

  • ページビューだけでは重要度を判断できない閲覧

  • Web外(アプリ・展示会・外部ツール)で起きた行動

こうしたものを「意味のある行動」としてCRMに集約したい場合に、カスタムイベントが力を発揮します。

一方で、イベント数や定義数には上限があるため、「計測できるからすべて計測する」のではなく、営業・マーケティングの判断に使う行動に絞って設計することが重要です。

まずは

  • 「押されたら営業が動きたいボタン」

  • 「見たら温度感が上がるページ」

  • 「Web外だが、必ず記録しておきたい行動」

といった数個の行動からイベント化を始めることで、行動データを活かしたスコアリングや自動化、分析に活用してみてはいかがでしょうか。

[カスタムイベント]の詳しい操作方法については、HubSpotのナレッジ記事をご覧ください。

カスタムイベントの作成方法

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