BtoBサイトは自社の製品や技術・取り組みの「価値」を世に問う場所

「ナショナルメーカー強依存からの脱却」を大きな課題としていた長野県の部品製造メーカー。

この顧客とリニューアルサイトの公開後から定例ミーティングを重ねて二年。
先方社長からメールが届きました。

◯◯、△△一辺倒だった弊社が、ここ2・3年でより多くのお客様との接点が生まれました。
その対応に弊社の体制が追い付かず苦慮する場面もありますが、非常にうれしい限りです。(略)
現リソースのフル活用とリソースの追加もしつつ、将来の事業の柱をつくっていきたいと思います。

嬉しいメールでした。

*   *   *

中長期ビジョンに向けて実質的な活動や取り組みをしている企業であれば、BtoBサイトは活動テーマで見込み客を集客し、実活動を可視化したコンテンツでエビデンスを提供し、出会いを補強することができます。

二年間、顧客とサイト運用ミーティングを重ねてぼくが学んだことは下記の一行でした。

BtoBサイトの成果に大きな貢献をするものは、「企業の取り組み」そのものということ。

言葉にすると当然ですが、忘れてはいけない背骨です。
そして、サイトコンテンツは企業の活動や取り組みを可視化し、正しく伝え、出会いを作る役割。

ちろんサイトにはユーザー、コンテンツ、デザインを最適化する大きな役割がありますが、
BtoBサイトが成果を生むか否かは「企業の取り組みに価値があるか否か」といってもいい。

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自社の取り組みに市場がどう反応するか?

BtoBサイトはまさにそれを測る場です。
(だから、Webサイトはマーケティングの領域となる)
ここに注力しない経営者はいないのではないでしょうか。

BtoB企業において、Webサイトは集客の場でも、広告活動でも、売上を確保する場でもありません。
自社の製品や技術・取り組みの「価値」を世に問う場なのです。

だから、BtoBサイトにおいては、自社の中長期計画に足並みを揃える視点が必須です。

  • これからどの分野に注力するのか
  • その戦略は何か
  • その戦略に自社のストロングポイントをどう生かすのか
  • 社内の課題は何で、これからどんな計画で取り組むのか
  • 中長期計画の進捗状況と、ボトルネックは何か

これらを踏まえた上で

  • 「Webで貢献できるポイントはどこか」を探り
  • 仮説にそったWebサイトを制作し
  • 市場の反応を測り
  • 中長期計画の進捗と足並みを揃え
  • Webサイトをブラッシュアップしていく

この活動が、BtoB企業においてのWeb活用となります。

BtoBサイトにおいて、Webの成果は毎月のアクセス増や問い合わせ数の増加ではなく、自社の中長期計画の進捗に貢献しているかどうかで見るべきです。

Web活用について悩まれている長野県経営者の方は、「中長期計画の実現」をテーマに社内のWeb担当者や制作会社の方に相談することで、今までとは違った視点や考え方が出てくると思います。

お試しください。

執筆者

稲田 英資

稲田 英資

セミナー・講座で学ぶ「成果」のためのWeb戦略プログラム『SBW』の企画・運営を担当。また、「経営課題としての採用活動」をテーマに取り組み、採用面でのインターネット活用を学び、提案・講座に活かしています。

過去の講師歴
●SBW 『大手採用メディアに依存しない採用サイトのつくり方Vol.1、Vol.2』
●出前講座 『大手メディアに依存しないインターネットを使った採用活動』(福祉団体主催の長野県福祉人材確保・定着支援セミナー)

個人的な活動
長野市ライブハウス『ネオンホール』Webサイトへの連載
『大人になれば』
「働くって何だろう?」をテーマにいろいろ考えたり、話を聞きにいったりするWebマガジン
『働くって何だろう研究所』