「書けない人」のメカニズムと、「書くため」の解決策

企業にとって「書く・伝える」ことの重要性が増してきました。

「書く・伝える」ことはWebサイトに限らず仕事のほぼ全領域で必要とされます。

  • 仕事上のメール
  • プレゼン用の資料
  • 社内への情報共有
  • プロジェクトの進捗レポート
  • 会議の記録、アジェンダ
  • チラシやメールなどのセールスプロモーション
  • 採用のための会社紹介テキスト
  • 採用のための学生へのメール、SNS

しかし、「書く・伝える」がうまくできない。

何とかしなくては」とは思うが、「その解決策が分からない」と悩んでいる企業が想像以上に多いと痛感しています。

仕事において、「書く・伝える」の重要性が顕著になってきたからこそかもしれません。

御社はどうでしょうか?

*   *   *   *   *

 

先日、Webサイト制作の打ち合わせ中に、中小企業のA社長からも悩みを伝えられました。

「自分も社員も書くことがとても苦手。書かなきゃと思うのに、手が全然進まない」

 

「書く・伝える」はとても大切だと思ってはいるけれど、とにかく定着しない。

本当にみんな同じ悩みを持っているようです。

20分ほどA社長に『「書けない人」のメカニズムと、「書くため」の解決策』をご説明しました。

A社長は熱心に聞いてくださり、さっそく行動を起こされました。

 

せっかくですので、A社長への説明内容を再録します。
もし、御社も「書く・伝える」でお悩みでしたらお役にたつかもしれません。

 

 

「書けない人」のメカニズムと、「書くため」の解決策

 

01. 「書くスキル」がないから「書けない」というのは全く逆です

02. 「書かない」から、「書くスキルが身につかない」です

03. だから、今の考え方だと一生解決しません

04. なぜ、「書かない」かというと、「上手く書くこと」が目的化しているからです

05. それも逆です

06. 「上手く書くスキル」は「たくさん量を書く」体験からしか得られません

07. 「たくさん量を書く」→「書くスキルが身につく」→「上手く書けるスキルが身につく」の順です

08. それを逆から求めているから、「できない」になるのです

09. だから、解決策は「たくさん量を書く」ことです

10. 初期に必要なことは質ではなく量です

11. 皆さんにいま圧倒的に足りないのは「量」の体験です

12. でも、「たくさん量を書く」を努力でやろうとするとくじけます。定着しません

13. だから、努力ではなく、習慣化が必要です

14. 習慣化のための手段を取り入れた方が早いです

15. 自分はTwitterを活用することが手っ取り早く役立ちました

16. 日々の仕事での発見や気づきを、Twitterで書くようにしたら「書くこと」が習慣化しました

17. 副産物として、「インプットしたらすぐアウトプットする」ことが身につきました

 

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A社長への説明内容は以上です。
というお話をして帰社したら、A社長がさっそくTwitterアカウントを作って、連絡をくれました。
嬉しかったです。

 

そういう小さな行動が最重要だと思います。

御社はいかがですか。

 

 

執筆者

稲田 英資

稲田 英資

セミナー・講座で学ぶ「成果」のためのWeb戦略プログラム『SBW』の企画・運営を担当。また、「経営課題としての採用活動」をテーマに取り組み、採用面でのインターネット活用を学び、提案・講座に活かしています。

過去の講師歴
●SBW 『大手採用メディアに依存しない採用サイトのつくり方Vol.1、Vol.2』
●出前講座 『大手メディアに依存しないインターネットを使った採用活動』(福祉団体主催の長野県福祉人材確保・定着支援セミナー)

個人的な活動
長野市ライブハウス『ネオンホール』Webサイトへの連載
『大人になれば』
「働くって何だろう?」をテーマにいろいろ考えたり、話を聞きにいったりするWebマガジン
『働くって何だろう研究所』

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