面白いコンテンツは社内にある。

経理総務ユニットがJBNの『総務経理業務のIT化』の活動を進めてくれています。

3人のメンバーが様々なクラウドサービスの導入を検討していて、今テーマになっているのが『フロントオフィス/バックオフィスのクラウドサービス』を導入するための活動。

ぼくは隣でその顛末を聞いているだけですが、購入ステップの体験談として、また、インバウンドマーケティングの体験談として非常に面白いと思いました。


現象としての購入ステップ

課題化→情報収集→比較検討→さらに情報収集→2つに絞り込む→さらに比較検討→メーカーとの頻繁なやりとり→悩む→心が固まりつつある

インバウンドマーケティングの体験談

資料ダウンロードして電話がかかって来るや否や?/かかってくる電話の違い(質・タイミング)/チャット機能はどのタイミングでよく使われるのか?/各社のCTAの違い/等々
そのどれもが非常に興味深かったです。

「会社のお金なので間違いないものに決めたい」「自社でやりたいことに最適な製品に決めたい」という気持ちが3名ともあるので真剣です。

生々しい体験の価値

業務上、マーケティングに関わることを学んだり考えたりしていますが、目の前にある生々しい体験はインバウンドマーケティングについてとても勉強になります。
やっぱり自腹を切ることが一番勉強になる。

体験はコンテンツになる

「これはコンテンツ化すべきだ」「インバウンドマーケティングの体験者として何を感じたのかを書いてほしい」とメンバーの一人(塚原副会長)に相談したところ「最初からブログは辛い…チャットなら何とか…」という経緯で、社内にチャットを立ち上げました。

社内チャットの名前は総務経理業務のIT化日記(インバウンドマーケティング体験談)』です。

体験から生まれるコンテンツは面白い

今日、さっそく一つチャットに上げてくれました。
内容は『メーカーから連絡がくるタイミングについて』。

これがまあ面白い。

「どれにしよう?」「この機能はJBNに合っているのか?」と真剣に考えている当事者だからこそ、着眼点や評価ポイントが実にリアルです。

総務経理業務のIT化日記』が将来的にJBNサイトにアウトプットされるかどうかはまだ不明ですが、少なくとも社内用コンテンツとしては興味深いものになりそうです。

経理総務ユニットメンバーが毎日真剣に学習して、体験して、獲得していることはやはり貴重なコンテンツです。

「メンバーの知見に留めない/皆の共有知にする」ということを興味をもって進める土台になるといいなと思っています。

コンテンツは日々の社内にある

Webサイトを制作・運用していると、クライアントから「コンテンツを新たに作ることが難しくて…」とよく相談されますが、遠くの完成形を見過ぎのような気がしています。
自社よりも何か遠くの理想形を見ているような。

もう少し足元に目を向けると「それは面白いんじゃないか?」と思えるコンテンツがいくつも転がっています。

やはり、自分たちが日々の仕事の中で真剣に取り組んでいること、悩んでいること、時間も含めた自腹を切ったことは面白いです。なぜなら当事者としての体験があるからです。

コンテンツで悩んだら、周囲の同僚たちに耳を傾けてみることをおすすめします。
面白いコンテンツは社内にあります。

 


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執筆者

稲田 英資

稲田 英資

セミナー・講座で学ぶ「成果」のためのWeb戦略プログラム『SBW』の企画・運営を担当。また、「経営課題としての採用活動」をテーマに取り組み、採用面でのインターネット活用を学び、提案・講座に活かしています。

過去の講師歴
●SBW 『大手採用メディアに依存しない採用サイトのつくり方Vol.1、Vol.2』
●出前講座 『大手メディアに依存しないインターネットを使った採用活動』(福祉団体主催の長野県福祉人材確保・定着支援セミナー)

個人的な活動
長野市ライブハウス『ネオンホール』Webサイトへの連載
『大人になれば』
「働くって何だろう?」をテーマにいろいろ考えたり、話を聞きにいったりするWebマガジン
『働くって何だろう研究所』

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