HubSpotを活用したWeb運用の業務が増えてきました。
長野県企業もインバウンドマーケティングのニーズが広がってきたことを感じています。
BtoB企業のHubSpot活用(インバウンドマーケティング)をキックオフするにあたり、最初に出てくる課題のひとつが「使える顧客データが社内にない」「顧客データはあるが、担当者名やメールアドレスが分からない」です。
「名刺管理」については企業側も以前から課題に思っており、いろいろ調べられたり検討されているのですが社内導入には至らず、「何かいい方策(名刺管理アプリなど)があったら教えてください」とご相談をいただくことが増えてきました。
当ブログでは「BtoB企業のHubSpot活用(インバウンドマーケティング)」を前提として、推奨する名刺管理システム『Sansan』についてご案内いたします。
名刺管理の重要性
HubSpot活用(インバウンドマーケティング)において名刺の管理は非常に重要です。
名刺は重要なリード獲得
- インバウンドマーケティングは「リードの獲得」が全ての起点です
- 展示会や営業活動で得た名刺は大切なリードです
- 眠らせることなく、会社の共通財産として十二分に活用することが重要です
メールマーケティングに必須
- ユーザーと継続的な接触を可能とするメールマーケティングに顧客情報が必須だから
- 見込み客はもとより、休眠客を放置させないためにも重要
個人情報は全ての起点に
- 見込み客・休眠客のニーズや態度変容を把握するために個人情報がなくてはならないから
- マーケティングからセールス、サービスと移行するフェイズを貫く最小単位だから
必要な情報
HubSpotでは設定された個人情報を「コンタクト」と呼びます。コンタクトの設定において最低限必要な名刺情報は下記の通りです
- 社名
- 個人名
- メールアドレス
よくある問題
- 顧客リストはあるが担当者名がない
- 顧客リストはあるがメールアドレスがない
上記問題から「各営業スタッフから名刺を集めないと(またはデータ化してもらわないと)集約できない」という選択肢が発生します。
よくある課題
- 営業スタッフは忙しくなかなか進まない
- 名刺は個人の財産と考えて手放したがらない
- 名刺をデータ化するリソースがない
JBNが推奨する名刺管理ツール『Sansan』
JBNでは『Sansan』を推奨しています。
推奨する理由は下記の通りです。
データ化が容易かつスピーディー
- 名刺スキャン能力(データ化)の精度がほぼ100%と非常に高く、二度手間がない
- スキャナマシンのレンタルが可能
- スマホアプリでもスキャンが可能なため、個々の営業スタッフが日々の業務で使いやすい
ビジネス情報がきめ細かい
- 登録した企業・人物の人事異動情報およびニュース配信が届く
- 会社の基本情報や財務諸表が、会社マスタとして閲覧できる
営業活動のあらゆる面で使いやすい
- パソコン、スマホの両方で閲覧可能
- 特にスマホアプリは出先でも情報がスピーディーに得られる
データのダウンロード機能が容易
- データのダウンロード機能が容易かつ、選択肢が豊富
特に「データ化が容易かつスピーディー」の点では、課題(1)と(3)はほぼ解決できます。
レンタルのスキャナマシンを使用すれば名刺100枚は1分程度で完了します。
また、課題(2)の「名刺は個人の財産と考えて手放したがらない」については企業様・社員様の考え方に基づくので難しいですが、「データ化し終わった名刺は返却する」で解決できるかと考えています。
HubSpotとSansan
HubSpotとSansanは現在連携を進めており、今後の連係機能リリースが見込まれます。
これまでご案内した内容から、JBNではHubSpot導入のお客様には名刺管理システムとして『Sansan』を推奨しています。
もちろんJBNでも導入しておりますが、個人的所感(稲田)を述べれば手放せません。営業業務のことを実によく考えたオンラインシステムだと日々感心しています。
ご検討いただけましたら幸いです。
HubSpotとSansanの連携がスタート
*7月2日の追記です。
2020年6月23日にHubSpotとSansanの連携が正式にリリースされました。
- マーケティング活動を始めなければと思っている
- 名刺管理システムを導入せねばと思っている
上記の2つの課題をお持ちの企業様はぜひご検討いただければと思います。
Sansan × HubSpot の連携できること
1. リードデーターのエンリッチメント
2. HubSpotに新しいコンタクトを追加する
- はHubSpot上にあるコンタクト(リードのこと、主にメールアドレス)をキーにSansanの情報を検索し、該当する名刺データがあればそれを返し、コンタクトの付加情報をリッチ化します
- はSansan上で新たにデータ化された名刺情報があれば、HubSpotにそれを同期しHubSpotのコンタクト(リード)として登録します。これはZapierで提供されているSansanとHubSpotのアダプターを使えば簡単に実装ができますが、HubSpotが提供するWebhook機能を用いれば(プログラム次第で)より柔軟な連携をさせることも可能です
詳しくはこちらをご覧ください。
https://sin.sansan.com/best_practice/sansan_hubspot/
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