社員30名ほどの長野鋼材様のWebサイトを採用目的でリニューアルしたのが1年前の2017年10月。
2年前は1人も採用できなかった状況から、今年は6人採用できたということで嬉しい結果でした。
公開後も何度もお会いしたり、いろいろ手を加えたりしていましたが、
先日、お昼を食べながら総括的に聞いた話が興味深かったです。
当初の課題
1)20代の社員がほぼいなく、逆ピラミッド型の社員構成になってしまった
2)事業拡大のため、継続的な社員増強が必要
3)特に配送ドライバーの確保が重要(ドライバーは売り手市場なので困難)
二年前
1)ハローワークで募集をかけるもほぼ反応なし
2)社内の労働環境を整備(給与面、免許取得制度など)
一年前
1)Webサイトを企業案内型から採用目的型に思い切ってリニューアル(JBN制作)
2)初めてマイナビ、長野県就活ナビ(信毎)に投資
3)初めて会社説明会に参加(苦戦する)
4)会社説明会用のパネルなどを初めて制作(JBN制作)
5)まだまだ苦戦するが、あきらめず継続
6)新卒の反応がぽろぽろ出始め、面接をいくつか重ねる
7)なかなか採用にいたらず。でも、あきらめず継続
8)採用が生まれ始める
9)初めてマイナビ転職に投資
10)転職希望者の反応がぽろぽろ出始める
11)社長がくじけず採用活動を続けていることが社内にも浸透し、社員さんから周囲の対象者に声掛けが生まれる
12)社員紹介から採用が生まれる
結果
この1年で6名を採用(うち3名が転職者。そのうち1名がリファラル採用)
これから
1)新卒採用の強化は今後も継続
2)地元貢献も含め、信州ブレイブウォーリアーズのスポンサードを開始
3)千曲市の新卒を積極的に採用していく流れをつくる
4)地元テレビ局の企画を活かし、プロモーション動画を獲得する予定
総括
1)マイナビなど、集客への取り組みは重要(くじけない)
2)Webサイトは集客後の受け皿として重要
3)社長が諦めず取り組んでいると、社員さんが協力し始めてくれる
4)社員さんが対象者に声掛けした際に、「詳しくはサイトを見てよ」と案内してくれるので、Webサイトは採用活動の受け皿として重要
社長にお昼をごちそうになりながら、おおよそ一時間でこれらの話を聞きました。
印象的だったのは、最初からうまくいったわけではないのに、
諦めずに地道にこつこつと(特に集客への取り組みを)続けてきた社長の姿勢でした。
いつもお会いするたびに、「今度はこれをやってみるんだ」と教えてくれながら、
「でも、お金かかるんだよなあ…いいのかなあ…」と悩んでいる姿を見ていたので
(その度に、ぜったいやった方がいいですと繰り返し言うのがぼくでしたが)、
悩みつつも、課題解決のためにぶれることなく手を打ってこられたのが成果につながっていると思います。
話をお聞きしてて、ぼくが一番うれしかったのは、
社員さんが自発的に動いてくれて、その際に自社のサイトをツールとして使ってくれたところでした。
Webサイトは何かしらの活動があった際に、
その受け皿として力を発揮するツールなので(集客ツールではない)、
あるべき姿で役に立つことができ、制作会社としてとても嬉しく思いました。
また、成果を出すためには
「社内労働環境の整備」
「集客への投資」
「採用サイトの整備」
「出会いの場に足を運ぶ活動」
「プロモーションツールの整備」
「社員さんの協力」
「地元貢献の活動」
それぞれが重要なパーツであるという当り前のことを改めて思いました。
当り前のことだけど、積み重ねには時間も労力もかかるので、途中でくじけてしまいがちです。
長野鋼材の社長は、悩みつつもくじけることなく施策を積み重ねたことが成果につながっていました。
積み重ねたからこそ、新しい課題や方針という次のステップに目が向くのだと思います。
来年からの取り組みも楽しみにしています。
以上、昨年ゼロから今年6名採用した社長とお昼を食べながら聞いたお話、でした。
長野鋼材様の採用サイトについては下記ブログ記事をご覧ください。
『「定着率98%の理由」をどう可視化するか。』