延期、中止となった国内展示会は482件
リード獲得の場、情報収拾の場として、展示会への参加・出展はBtoB企業において重要性が増しています。しかし、コロナ禍により多くのイベントが中止・延期となってしまいました。
国内で開催される展示会や見本市は年々、増加傾向にある。日本展示会協会(東京都)によると、平成21年に603件だった展示会件数は令和元年には764件にまで増加した。デジタル技術が発達し、あらゆるビジネスが大きく変化する中、1企業で完結したモノづくりやサービスは難しくなっている。情報交換や協業相手探しのために、展示会の果たす役割は大きい。国際見本市連盟によると、2018年に展示会産業が世界に与えた経済波及効果は34兆円超となった。
ところが、この活況に、コロナ禍が冷や水を浴びせている。同協会によると今年3月以降7月2日まで延期、中止となった国内の展示会は482件に上った。ITmedia NEWS『「オンラインがリアルな展示会を補完する体制づくりが必要だ」 年間34兆円の経済効果、展示会も新様式』
必然的に、Web展示会への出展を検討する企業が増え、JBNでもご相談される機会が増えてきました。
製造業の皆さんは展示会に出展すること自体は慣れているのですが、「Web展示会」となると、「何を用意すればいいのか…」とやはり戸惑ってしまう様子。
出展する展示会の資料には「必要なもの」が書かれているので、「何もわからない」ということにはなりません。とはいえ初めてのことなので気持ちはわかります。
展示会の前後も含めて、「オンライン展示会に参加するにあたり、何が必要なのか」を今年6月に入社したJBNルーキー 近藤くんにまとめてもらいました。
(ルーキー近藤くんは『BtoB企業のWebセミナー・Web展示会|事例調査』もまとめています。ぜひご覧ください)
オンライン展示会に必要なことを「展示会前」「展示会」「展示会後」の3つの時間軸でまとめています。
皆さんご存知ですが、あまりちゃんと出来ていないケースも多いのが「展示会後」についてです。獲得した見込み客情報を活用するためにも準備段階からしっかり検討して、社内体制を整えておくことが重要です。
オンライン展示会に参加される企業様は「タスクチェック」としてご覧ください。
オンライン展示会に必要なこと
展示会前
目的
- 展示会の認知、自社出展ブースへの集客
目的のために必要なこと
- 広告出稿(Web、紙媒体など)
- SNSの活用(Twitter、Facebookなど)
- Webサイトでの出展告知ページ(お知らせページやランディングページなど)
- メールマーケティングにて案内
- オンライン展示会の出展プランにあるツールの活用
・展示会公式ページでの告知(バナー広告など)
・主催者配信のメルマガ内への広告
展示会
目的
リードの獲得
目的のために必要なこと
- 企業・製品PRテキスト
- 技術・製品・サービス紹介の展示パネル画像
- CTAに合致したダウンロード資料(ユーザーのグラデーションに合わせ、数種類用意したい)
- 動画コンテンツ(YouTube等、外部動画サイトの活用)
- Webセミナー開催の検討(展示会によっては、有料オプションとして開催可能)
展示会後
目的
- 獲得したリードとの継続接触
- セールス部門へのパス
目的のために必要なこと
- リードリストの整理
- 営業活動のステップに即したCTAの設計
- 営業部での活動設計をSFA(営業支援システム)に反映
- CTAに合致したWebコンテンツ、フォーム、DL資料の制作
- メールマーケティングによるリードへの接触、Webサイトへの誘導
- SFAの運用(営業活動の管理、リードの行動データの把握)
- CTA毎に配信する第2弾メールマーケティングの実施
- 展示会で活用した各種資料をWebサイトに反映
マーケティングツールの導入・サポートにIT導入補助金が活用できます
展示会で獲得したリード(見込み客情報)を活用するためにもマーケティングツールの導入を検討しているBtoB企業様は増えているのでないでしょうか。
IT導入支援事業者であるJBNが、猥雑な申請手続きもサポートいたします。
お気軽にご相談ください。
補助金申請の締め切り
- 6次締切分 2020年8月31日(月)17:00まで
- 7次締切分 2020年9月30日(水)17:00まで