スタッフコラム|株式会社JBN

子育てとWebディレクター、そしてJBNの働き方

作成者: 宮坂美樹| 2025.08.06

こんにちは。JBNの宮坂です。
JBNに入社して早10年。パート勤務からスタートして、子育てと仕事の両立に日々奮闘してきました。現在、高校生と中学生の息子がいます。子供たちがまだ小さかった頃は(今もですが)毎日がバッタバタで、「よくここまでやってこれたな〜」と思います。このコラムでは私自身の経験を振り返りながら、子育てとディレクション業務の共通点などをお話しできればと思っています。

仕事スタートとお迎えダッシュの日々

JBNに入ったきっかけはハローワークの求人応募でした。(当社では珍しい入社経路のようです)

20代前半で結婚し、長男・次男を出産。専業主婦として約7〜8年過ごしてきました。男子2人の子育てはなかなか大変でしたが、毎日ママ友と遊んだりお喋りしながら日々楽しく過ごしていました。そんな中でも「早く働きたい」「社会復帰したい」という焦りがあったのを覚えています。

そこで次男が2歳になる年の春、仕事探しを始め、見つけたのがJBNの求人でした。Webの知識はほぼゼロでしたが、週2〜3日・9時〜16時という条件で、当時のお客様サポート部(今のQCセクション)にパートとして入社しました。当時は保育園のお迎えが16時半まで。16時ぴったりに業務を終えて、車をかっ飛ばしてお迎えに向かう毎日でした。でもそのうちに、仕事が忙しくなり、業務時間が17時、18時と少しずつ延びていき、保育園の延長もすっかりデフォルトに。たまにお迎えが最後の一人になってしまった日には、子どもに申し訳ない気持ちでいっぱいになったこともあります。

ただ、子どもの記憶って不思議なもので、数回のことだったはずが「いつも最後だった」と記憶が書き換わっていて、今でも根に持たれています(笑)。

通勤1時間の壁とリモートワーク

その後、オフィスが街中に引っ越すことになり、通勤時間は一気に倍以上の1時間に。正直「続けられるかな…」と不安でした。電車と車を駆使して通勤してみたり、お迎えは夫やバァバと協力しながら、仕事と育児を両立するために試行錯誤の日々が続きました。

そんな中で、「社員にならないか」「Webディレクターをやってみないか」と声をかけてもらったのが転機となりました。ディレクター職は全くの未経験でしたし、社員としてやっていけるのかという不安もありましたが、思い切ってチャレンジすることに。すると、そのすぐ後にやってきたのがコロナ禍です。

ディレクターになってすぐ在宅勤務に切り替わり、慣れない仕事と環境でめちゃくちゃ戸惑ったのを覚えています。

先が見えない、大変な事態ではありましたが、通勤が不要になったことで子育て面では私にとって本当に大きな助けになりました。

当時は目の前の仕事と家事、育児に追われていて、ただただこなすことで精一杯でしたが、今振り返ってみるとオフィスの移転、社員登用、そしてリモートワークの開始といろんな出来事が重なって、少しずつ今の働き方のベースができていったんだなぁと思います。

ディレクターと子育ては案外似ている?

ある日、同僚に「なんか、家事みたいに仕事してるね」と言われたことがあります。一瞬、褒められてるのか皮肉なのか戸惑ったのですが、よくよく考えてみたら案外当たっているかも…と納得しました。

家事も育児も終わりがない。洗濯、掃除、食事の準備、子どもの学校のこと…とにかく次から次へとタスクが湧いてくる。Webディレクターの仕事も、クライアント対応、スケジュール管理、社内調整など、まさに“終わらないタスク”の連続です。

全部を完璧にやろうとしたらパンクするので、「進めること」「全体を回すこと」を最優先に。これは家事や育児を通して自然と身についた「段取り力」や「優先順位のつけ方」のおかげかなと思います。

我が家は男子ばかりなので、家でもずっと私が “指示役”。私がやった方が早いことでも、あえて子どもたちにお願いして、「自分でできる」ようにしていきたい。仕事でも、「どうやったらプロジェクトがうまく回るか」「誰にどこまで任せるか」を日々考えるようになりました。

JBNの柔軟な働き方に感謝!

この春、長男が高校生になり、「毎朝のお弁当作り」という新たなタスクが加わりました。子どもたちの成長とともに、少し楽になる部分もあれば、また違った大変さも出てくるもの。子育てって、かたちを変えながらずっと続いていくんだなぁと、しみじみ思います。

最近では在宅勤務もすっかり当たり前になりましたが、JBNは子育て世代にとても理解があって、今ではかなりフレキシブルな働き方ができています。

おかげで子どもの行事にはほぼすべて参加できていて、先日は高校の参観日にも行ってきました。……とはいえ、教室に入ってみたら保護者はまさかの私ひとり。息子からは「めっちゃ恥ずかしかったし、暇人と思われてたよ」と、しっかり迷惑がられました(笑)。とはいえ、フルタイムで働いていても「暇人」と思われるくらい、子どもの行事に参加できている今の環境は本当に恵まれているんだろうなと思います。

子育てはまだまだ続く…

子育ては終わりがあるようで終わりがない。
仕事だって、やることが尽きることはありません。

リモートワークで家にいられるぶん、家のことが余計に目に入って、やらなきゃいけないことがどんどん増えていく気がする時もあります。

それでもなんとか日々を回していけているのは、周囲の助けや、手を抜くところは抜いて、ほどほどに頑張っていける雰囲気があるからだと思います。

うまくいかない日もあるし、どちらかを優先せざるを得ない日もある。
それでもなんとかやれているのは、理由があるような、ないような。

きっと、いろんな働き方を許容してくれる今の環境があるからこそ、“ちょうどいい頑張り方” を見つけながら続けられているんだと思います。

執筆者:JBN 宮坂

宮坂が制作を担当したWebサイト

JBNの実績紹介をご覧ください

弊社の制作事例、Web活用のご支援実績をご紹介しています。HubSpotの知見、Webサイト構築・コンテンツ制作の豊富な経験を活かして、デジタルマーケティングやセールス活動を幅広く支援しています。