課題
長野県外に向けたマーケティングとブランディングの両立
当メディアはオウンドメディアとして、大都市圏を中心に多くの長野県産農畜産物ファンを獲得してきました。
閲覧者や購読者数においては十分な数が確保され、長野県産農畜産物のブランドイメージの向上に寄与しているものの、インターネットを使用したマーケティング活動のツールとしては機能していませんでした。
加えて、今までは長野県内JA各組織が個別に活動をしていたため、県外に向けて長野県産農畜産物を伝えていくためのPRおよびマーケティング活動を有効に行えていませんでした。
解決策
CRMを活用し、ユーザーとのコミュニケーションを重視したコンテンツの作成
県内外に約2万人の読者を持つ当メディアをマーケティング活動に活用することで、県外のユーザーにも確実に情報を届けられるようにしました。その際に配信するPRメールをJAの各組織が協力して作成することで、現場ならではの視点で、消費者にとってリアルで有益なコンテンツを提供できるようにしました。
一方、約2万人のメルマガユーザーをCRMで管理し、ユーザーの動向を把握できるようにしました。ここで得られた開封率やユーザーの行動と、ユーザー属性を重ね合わせ、より的確なコミュニケーションにつなげていきました。そして取り組みの結果をJAにフィードバックし、JAのPR活動につなげています。
CRMおよびPRメールの配信と検証、CMSによるWebマガジンの運営など一連の業務は、すべてHubSpotによって関連付けられる形で取り組まれています。
結果
長野県外ユーザーへのマーケティング活動の確立
長野県産農畜産物のPR活動として「長野県のおいしい食べ方」の読者のうち、長野県外のユーザー中心の1万2千人に向けて、情報の発信が始まりました。
これにより、長野県内JA各組織が連携し、産地と長野県外の消費者を直接つなげる目処がたちました。
メディアイメージ
リニューアル後の「長野県のおいしい食べ方」
PRメール(左)と記事ページ(右)