※SaaS型CMS:SaaSとはSoftware as a Serviceの略で、従来のソフトウェアのようにパッケージとして販売するのではなく、ソフトウェアの機能をインターネットを通じたサービスとしてご提供する販売形態
※顧客管理システム(CRM):CRMとはCustomer Relationship Managementの略で、顧客の氏名や会社名・連絡先などの基本的な情報から、営業チームで共有したい情報、営業担当者の訪問履歴や進捗状況など顧客との関係まで管理することができ、さらに顧客データをITシステムが分析した結果も得ることができる
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Webサイトの運用とは?
私たちJBNでは現在、Webサイトの運用を以下のように定義しています。
Webサイトの運用=「メンテナンス」+「顧客接点施策」
メンテナンスは、オーディエンスがなんらかのきっかけ、例えば、営業活動や広告、口コミなどで企業の名前や商品について認知し、企業名やサービス名で検索しサイトに訪問した際に、正しい情報、最新の情報を提供することで企業の信頼性を高めます。また、webの情報発信を継続的に行っていくために、サーバーやコンテンツを更新するシステム「CMS」のアップデートやセキュリティ対応といった環境整備もメンテナンスに含まれます。
顧客接点施策とは、webサイト、とりわけサイトに掲載されているコンテンツを通じてオーディエンスと双方向のコミュニケーションを何度も行うことを指し示します。今や、webサイトのコンテンツは「創る」だけではなく、オーディエンスに「届ける」ことも可能になりました。また「届けた」後、コンテンツが想定したオーディエンスに届いたか、ミスリーディングも含め「消費」のされ方を確認します。このプロセスを通じて、オーディエンスとは誰なのか?私たちはサイト運用業務のなかで顧客像を知ることができるのです。
Web運用のための役割
Webサイト運用に必要な役割は大きく4つあります。webサイトを公開した後、主にこれら4つの役割が必要です。実際は更新しやすいSaas型システムの登場により、Web担当者は他業務と兼務しながらWeb運用ができるようになってきています。
- メンテナンス、更新担当
サイトに記載されている情報を最新に保ち、企業の信頼性を高めます。 - システム担当
サーバーやCMSなどのシステム環境の管理やセキュリティ対応を行います。 - 施策展開担当
コンテンツをオーディエンスにメール配信をおこなったり、SNSや広告で届けます。アクセス解析や行動データから、ミスリーディングも含めコンテンツの「消費」のされ方を確認します。 - コンテンツ制作担当
マーケティングやブランディングなどオーディエンスに向けたコンテンツ方針を定め、制作・更新を行います
Web運用のメリット
最後に、Web運用を行うことで得られる5つのメリットについてご紹介します。
- 新規の顧客獲得コストが下がる
Web運用を行いサイトが上手く回り始めると、無理な集客をしなくても済む様になります。長期的にみて広告に頼らなくて済み、顧客獲得コストは下がります。 - 相性の良いオーディエンスとの取引が可能になる
自社の情報発信をすることで、サービスや商品との相性の良い顧客に絞って営業活動ができます。 - オーディエンスのことを知ることができる
ネット上の行動履歴やリアクションからオーディエンスがどんな人なのか知ることができます。 - 企業の信頼性を高める
定期的な更新や情報発信によって企業の信用性を高めることができます。 - One to Oneで定期接触
その人に必要な情報をその人に合わせて、つまりOnetoOneで定期的に情報を届けることができます
これら5つをweb運用をしていくことで実現していきます。
今回はWeb運用の基本的な考え方についてお話ししました。次回はここから少し踏み込んで、Web運用を計画するタイミングについて具体的な話に入っていきます。どうぞお楽しみに。