複数サイトや複数CMS、大量コンテンツが抱える管理コストや安全性リスク。Web担当者の悩みに応えるHubSpotのCMS
目次
見過ごされがちなCMSの選定
今や誰もがインターネットを活用する時代になり、Webサイトがもつ役割はますます大きくなっています。Webサイトを運用する企業も、かつては「デザインが古くなった」「スマホにも対応するサイトが必要になった」などをサイトリニューアルのきっかけにするケースがほとんどでした。しかし、現在では「事業を推進するためにリニューアルが必要」「セキュリティ向上のために社内で対応が急がれている」「営業活動を支援したいが、今のWebサイトでは困難」などといったビジネス上の課題解決のためにリニューアルを検討するケースが増えています。
本記事は、Webサイトにおける中心的な存在である「CMS」に焦点を当て、複数サイトや複数CMS、大量コンテンツを抱える企業のWeb担当者の方に向けて、見過ごされがちなCMS選定の重要性や、HubSpotのCMSの導入に適している企業の特徴をご紹介します。
※HubSpotのCMS(CMS Hub)は、2024年4月3日より「Content Hub」にサービス変更されました
よくあるお悩み
- 複数サイト 各部署や各事業が個別にサイトを持っていて、CMSやサーバーのセキュリティ管理が合理的にできない
- 複数CMS 「複数サイト」とほぼ同じ状況だが、CMSの知見やノウハウも共有できないので社内合理化が全然進まない
- 大量コンテンツ コンテンツが多く、サイト管理が難しい。商品情報や価格の更新に手間がかかる
CMSに関するお悩み
Web担当者の方から、CMSに関する次のようなお悩みをよくお聞きします。
- コンテンツが多く、サイト管理が難しい
- 短期間に大量の更新が発生する
- 作業量に見合う人員を社内で確保できない
- 複数の部署やグループが個別にコンテンツを管理している
- 商品情報や価格の更新に手間がかかる
- 複数あるサイトの一元管理が難しい
- 様々なCMSが混在しており、管理しきれていない
- セキュリティ対応、バージョン更新対応が負担
複数サイトや複数CMS、複数コンテンツを抱える企業には「商品数の多さ」「複数存在する製品サイトの管理」「求められる高いセキュリティ」への対応が日々求められ、対応しきれなくなり困っているという担当者の方が多いようです。
WebサイトにおいてCMSの選定が重要な理由
自社の課題解決にWebサイトを活用しようと考えたときに、特に重視すべきなのがCMSの選定です。
1.情報の追加や更新スピードに直結するから
商品のラインナップが頻繁に変わったり、一度に多くの情報更新が求められる企業にとっては、更新作業のしやすさは重要です。使いにくいCMSだと、更新に時間がかかってしまいタイムリーな情報発信が行えず、サイトを訪れるユーザーの利便性にも影響してしまいます。
2.社内の生産性に大きく関わるから
限られた人材で作業をこなさなければならない状況では、CMSが生産性を向上させる役割を果たします。使いやすいCMSは作業効率を高め、リソース不足の解消にも繋がります。
3.セキュリティに大きく関わるから
CMSの脆弱性を狙った不正アクセスが増えている現状があり、バージョン更新やセキュリティ対応を常に最新の状況にしておかなければ、CMSをきっかけにWebサイト全体が攻撃の標的となり、重大なセキュリティリスクが生じます。そのためセキュリティに配慮したCMSの選定が非常に重要です。
国内のCMS導入ランキング
CMSは国内問わず数多く存在します。その中から自社の事業内容や課題に適したCMSを選ぶことがとても重要です。では、国内の企業ではどんなCMSが導入されているのでしょうか。
国内のCMS導入ランキング
1位:WordPress(64%)
2位:Shopify(6.2%)
3位:ウィックス(3.4%)
4位:スクエアスペース(3.0%)
5位:ジュムラ!(2.5%)
6位:Drupal(1.8%)
7位:Adobe Systems(1.6%)
8位:Google Systems(1.3%)
9位:Bitrix(1.2%)
10位:Webflow(0.9%)
参照元:https://blog.hubspot.jp/website/cms-share
CMSを導入している国内の企業で、半数以上がWordPressを導入していることがわかりました。
今後多くの企業で、Webサイトリニューアルを行う場合に「今まで通りWordPressを継続利用するか」「他のCMSを導入するか」を検討する必要がでてきます。
WordPressの優位性
高いカスタマイズ性
WordPressは豊富な「プラグイン」や、デザインや機能を追加できる「テーマ」があり、非常に柔軟にカスタマイズできます。企業に応じて多様なニーズに対応したWebサイトが構築できます。
フリーソフトなので誰でも導入可能
WordPressはオープンソースソフトウェアであり、拡張機能を追加する場合は有料のプラグインやテーマを購入する必要がありますが、シンプルな基本機能は無料で利用できます。そのため、手軽に導入しやすいツールです。
WordPressの注意点
セキュリティ対応とバージョンの更新対応が必須
WordPressは広く導入されているため、悪意のある第三者からの標的にされやすいため、安全にWebサイトを運営するためにはセキュリティ対策やバージョン更新対応が欠かせません。この対応は導入企業ごとに任されています。プラグインやテーマによっては更新頻度が異なるため、その都度迅速な対応が求められます。
仕様変更の変更時にも開発が必要
Webサイトの機能やデザインをより充実させる場合には、プラグインやテーマを新たに追加する必要がありますが、より自社に適した活用を行うために独自で開発が必要になることもあります。その際、仕様変更が発生した場合には追加の開発作業が必要です。また、更新時やレイアウト変更時にも新たな開発が必要になることがあります。このような開発作業には高度な技術的スキルが求められます。
つまり、WordPressは高いカスタマイズ性や導入のしやすさの面でメリットがありますが、Webサイトの安全性を維持するためには、セキュリティやバージョン管理、開発リソースが都度必須といった運用面での負担に注意が必要です。
HubSpotのCMSで解決できるWeb担当者のお悩み
HubSpotのCMSを導入することで、以下のようなWeb担当者の方のお悩みを解決できます。
サイトが複数あって管理が難しい
→ ドメインを接続してHubSpot内で一元管理できる
HubSpotのCMSでは、サーバーをWebサイトごと用意する必要はありません。
複数のサイト(ドメイン、サブドメインで別れているサイト)を同じ管理画面の中でそれぞれ一元管理できます。関係者間で共有しながら管理できるので、「部署ごとにサイトを管理していて連携がうまく取れない」というお悩みも解決できます。
コンテンツや製品情報が多く、更新に手間がかかる
→ モジュール活用やHubDBで一括更新できる
HubSpotのCMSの「モジュール」を活用することで再利用できるコンテンツのブロックを作成し、複数のページで使用できます。例えば、ページのヘッダーやフッダー、ナビゲーションメニューなどの共通する要素を、複数のページで適用する場合に役立ち、一度の変更で複数のコンテンツを更新できます。
また、「HubDB」というデータベース機能を活用すれば、大量のコンテンツ情報をCSVファイルから登録して、ページを自動作成できます。新規ページを一枚ずつ作成する必要がないので、大量の製品情報などのフォーマットが決まっているコンテンツを大量に作成したい場合に役立ちます。
ページを作成できる人が限られている
→ 直感的な操作で誰でも簡単にコンテンツを作成・編集できる
「社内にコンテンツのエントリーや更新作業ができる人材が限られている」という状況でも、全く問題はありません。HubSpotのCMSは、ブラウザに表示された状態に近い管理画面から見たままの状態で編集を行ったり、モジュールから必要な要素をドラッグ&ドロップで持ってくるだけで簡単にページを作成・編集することができます。操作自体も全て直感的に行えるので特別なスキルも必要ありません。
セキュリティやサーバーの管理が負担
→ HubSpot側で管理してくれるので気にする必要がない
HubSpotはクラウド型のソフトウェアであり、HubSpotによるWebサイトのホスティング機能が標準で搭載されています。Webサイトに対する攻撃や不正使用が疑われる異常の自動検出と手動チェックを実施し、無休体制で監視します。また、システムの安全性を維持するために継続的な更新を実施しているため、常に最新の環境でCMSを利用することができます。
つまり、セキュリティの管理やサーバーの管理をすべてHubSpot側で行ってくれるので、企業の重視すべき活動にリソースや時間を充てることができるのです。
HubSpotと WordPressの比較
HubSpot |
WordPress |
|
---|---|---|
社内にエンジニアがいる |
HubSpot導入済で |
適している |
セキュリティの
改善・強化 |
適している |
対応のための負担や |
カスタマイズ性 |
限定されているが、 |
適している |
- HubSpotのCMSについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください: HubSpot CMSとは?特徴や機能について解説
- コンテンツマーケティングについてはこちらをご覧ください:コンテンツマーケティングとは?基礎知識や成功事例を解説
まとめ
HubSpotのCMSの導入に適している企業
- 社内に開発者がいない
- 製品情報がいくつものページに掲載されている
- 社外の支援会社にまかせきりだった状況を変えたい
- 製品情報やコンテンツが頻繁に更新および追加される
- サーバーやセキュリティのバージョンアップにふりまわされるのはもう嫌だ
このようなお悩みや要望がある企業様は、ぜひHubSpotのCMSの導入をご検討ください。
JBNは、HubSpotの導入からWebサイト構築、運用支援を一気通貫で行っている企業(HubSpot プラチナパートナー)です。70社以上の企業様のHubSpot導入支援を行ってきた実績があります。
JBNがご相談いただく例
- HubSpotの導入を検討しているが、一から相談に乗ってほしい
- 一部の事業サイトでHubSpotを導入済み。これを機にサイト全体もHubSpotに移管する予定
- HubSpotを導入済みだが使いこなせておらず、成果も出ていないのでこのままだとまずい
- 今のWebサイトが建て増しに次ぐ建て増しで管理できなくなってしまい、誰も手をつけられない状況
こんなご相談にお応えします。ぜひお気軽にご相談ください。
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