2024年8・9月|注目のHubSpot製品アップデート情報

2024年8・9月|注目のHubSpot製品アップデート情報

目次

HubSpotでは、毎月各製品の機能追加やアップデートが行われています。

HubSpotから発表された【2024年8月】製品アップデート まとめ【2024年9月】製品アップデート まとめや最新情報から、MarketingHub・ContentHubの機能を中心にいくつかピックアップしてご紹介いたします。

 

【8月アップデート】

「日時」プロパティが作成できる

【対象:すべてのHub】

API連携などで日付(date)プロパティに日時(datetime)を格納することはできましたが、「日時(datetime)」プロパティ自体を作ることができませんでした。

8月のアップデートによって「日時(datetime)」プロパティが作成できるようになり、手入力やワークフローを使って日時を格納できるようになりました。

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タイムゾーンについて

  • 日時プロパティの表示や編集を行う場合、ユーザーのデバイスで設定されたタイムゾーンに基づいて表示されます。
  • 日時プロパティを使用して絞り込む際には、HubSpotアカウントのタイムゾーンが使用されます。
    • HubSpotアカウントのタイムゾーンは[設定]>[アカウントの既定値]の「タイムゾーン」をご覧ください。

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フォームでの活用について

日時プロパティは、フォームではまだサポートされていません。日時プロパティをフォームに設置しても、日付として表示されますのでご注意ください。

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【9月アップデート】

CRMデータをバックアップできる

【対象:すべてのHub】

今までオブジェクトを1つずつエクスポートすることは可能でしたが、データ全体のエクスポートを実行する機能はありませんでした。今回のアップデートで、スーパー管理者はCRM上のデータのバックアップを作成し保存できるようになりました。

このバックアップデータには次のオブジェクトのレコードやプロパティデータが全て含まれています。

  • コンタクト
  • 会社
  • 取引
  • チケット
  • カスタムオブジェクト
  • 製品
  • コール
  • コミュニケーション
  • タスク

※[関連付け][アクティビティデータ]は、データバックアップには含まれませんのでご注意ください。

バックアップは[設定]>[バックアップ]から行えます。「Backup data」タブでは、バックアップの作成とダウンロードが可能です。

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「Restore data」タブでは、自動・手動でのデータ復元が可能です。

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データの自動復元では、プロパティデータの復元が可能です。選択したプロパティは、このバックアップが作成された時点の状態に戻ります。

この復元機能では、削除されたレコードは復元されませんのでご注意ください。また、関連付けを以前の状態に戻すこともできません。

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なお、データのバックアップ回数はご契約プランによって異なりますので、自社のHubSpotのプランをご確認ください。

  • StarterおよびProfessionalプラン : 週に1回
  • Enterpriseプラン : 24時間に1回

ナレッジベース:CRMデータのバックアップ

マルチステップフォームを作成できる(ベータ版)

【対象:Marketing Hub Starter以上、Sales Hub Hub Starter以上、Service Hub Starter以上】

HubSpotでマルチステップフォームが作成できるようになりました。

フォームの編集方法は今までと大きく変わりませんが、「レイアウト」項目が追加され、ステップごとにフィールドを設定できるようになっています。

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ステップの追加

ステップは最大20件まで追加することが可能です。
ただし「フォーム送信」は、ユーザーが全てのステップを送信して初めて完了となります。最初のステップは入力したが、残りのステップを完了しなかった場合はフォーム送信されません。

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プロパティの検証ルールが適用

プロパティ編集時に「検証ルール」を設定している場合、検証ルールをフォーム側に反映させるには[設定]>[マーケティング]>[フォーム]にある「送信設定」で「フォームフィールドの即時検証を有効化」設定をONに切り替える必要があります。

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マルチステップフォームに「条件付きロジック」を設定できる

【対象:Content Hub Professional/Enterprise・Marketing Hub Professional/Enterprise】

マルチステップフォーム自体はStarter以上の有料プランであれば活用できますが、マルチステップフォーム内での「条件付きロジック」機能は、Content Hub Professional・Marketing Hub Professional以上のプランでしか活用できませんのでご注意ください。

条件付きロジックでは、入力内容に基づいてフィールドを表示・非表示にしたり、他のHubSpotページにリダイレクトすることができます。

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ナレッジベース:新規フォームエディター(BETA)を使用したフォームの作成と編集

スコアリングを設定できる(ベータ版)

【対象:Marketing Hub Professional以上】

コンタクト・会社のスコアリングを[マーケティング]>[リードスコアリング]から設定できるようになりました。
(※スコア作成ツールで作成できるのはコンタクトおよび会社のスコアのみとなります。取引のスコアリング設定は、引き続き「スコア」プロパティを活用してください)

スコアリングのタイプは2種類あり、「エンゲージメントスコア」と「適合スコア」が選択できます。

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エンゲージメントスコア

行動やイベントに基づいてスコアを評価する場合は「エンゲージメントスコア」を使用します。

例えばコンタクトのスコアでは、「訪問されたページ」「CTAクリック」「フォーム送信」「マーケティングEメールのクリック」など、コンタクトの行動によってスコアが設定可能です。

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適合スコア

プロパティ値に基づいて評価する場合は「適合スコア」を使用します。

例えばコンタクトのスコアでは、コンタクトプロパティや、コンタクトに関連付いた会社のプロパティを参照してスコアが設定可能です。

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AIを活用したスコアリング

Marketing Hub Enterpriseプランの場合、AIを活用した「適合スコア」を作成することができます。AIスコアを作成すると、コンタクトはAIモデルを訓練するために評価され、評価されたコンタクトに基づく推奨事項でスコアが構築されます。

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ナレッジベース:リードスコアリングツール(BETA)でコンタクトおよび会社を認定するためのスコアを構築する。

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