HubSpotでは、毎月各製品の機能追加やアップデートが行われています。
HubSpotから発表された最新情報から、MarketingHub・ContentHubの機能を中心にいくつかピックアップしてご紹介いたします。
ブログ執筆者の作成に「編集」権限が必要に
【対象：すべてのHub】
これまでは、どのユーザーでもブログ執筆者を新規作成できましたが、ブログ執筆者の追加または編集を行うには「編集」権限が必要になります。
「開発者」権限テンプレートが追加
【対象：Starter Customer Platform・Professional Customer Platform・Enterprise Customer Platform、Content Hub Starter・Professional・Enterprise、Marketing Hub Starter・Professional・Enterprise、Operations Hub Starter・Professional・Enterprise、Sales Hub Starter・Professional・Enterprise、Service Hub Starter・Professional・Enterprise】
これまでは、開発者ツールにアクセスするには「スーパー管理者」のアクセス権が付与されている必要がありました。今回「開発者」権限が導入されたことで、CRM開発ツールへのアクセス権がユーザーに付与されるようになりました。
「開発者」権限の導入により、それぞれの権限を調べて手動でオンに切り替えることなく、開発者に必要な全ての必須権限が自動で有効になります。
「開発者」権限の適用後であっても、追加で有効にしたい機能や無効にしたい機能は調整可能です。
新しいオブジェクトの拡大
【対象：Professional・Enterprise】
HubSpotの標準オブジェクトには、コンタクト・会社・取引・チケットがありますが、Professional・Enterpriseでは新しいオブジェクトが追加されました。
オブジェクトライブラリーから使用したいオブジェクトを有効化することで、オブジェクトが活用できるようになります。
また、追加されたオブジェクトは既定プロパティも備わっており、他オブジェクトとの関連付けも設定されています。
規定プロパティ
アポイントメント
コース
サービス
掲載情報
フォームの「進捗バー」が追加
【対象：Marketing Hub Starter・Professional・Enterprise】
ステップフォームの機能として「進捗バー」が追加されました。
進捗バーでは割合やステップ数、テキストは表示せず進捗バーのみでの表示も可能です。ただし現状では、進捗バーの位置は変更できないようです。
割合での表示
ステップ数での表示
テキストを表示せず、バーのみの表示
動的リストからレコードを除外できる（ベータ版）
【対象：すべてのHub】
動的リストはフィルターの設定によって、該当するレコードがリストに含まれます。そのため、動的リストから除外したいレコードがある場合、以下のような手順が必要でした。
- 除外したい動的リストから「リストメンバーシップ」フィルターを使用し、「このリストのメンバーではない」を選択する。
- 除外するレコードのコンタクトEメールアドレスを全て入力する。
今回、動的リスト内で「除外対象」を設定できるようになり、動的リストからの除外設定が素早く設定できるようになりました。
「除外対象のリスト」は最大5件、「除外対象のレコード」は最大25件設定できるようになっています。
除外設定を行った場合は、フィルター設定画面にも除外設定がされている旨が表示されるようになります。
カスタムレポート内のテーブルグラフに「条件付き書式設定」機能が追加（ベータ版）
【対象：Professional Customer Platform・Enterprise Customer Platform、Content Hub Professional・Enterprise、Marketing Hub Professional・Enterprise、Marketing+ Professional・Enterprise、Operations Hub Professional・Enterprise、Sales Hub Pro・Enterprise、Service Hub Pro・Enterprise】
単一オブジェクト・カスタムレポートビルダーでカスタムレポートを作成し「テーブル」チャートを使用した場合、条件付き書式設定を設定することができるようになりました。
条件付き書式設定では、カラーパレットを使ってデータのパターンやトレンドを強調表示したり、特定のセルを見つけやすくできるようになりました。
配信カテゴリーで「示されていない」の場合、配信設定ページでオフ表示に（ベータ版）
【対象：すべてのHub】
今までポータルでGDPR設定が有効になっていない場合、「配信登録済み」と「示されていない」配信カテゴリーの両方が設定ページで「オン」として表示されていました。
今回、GDPR設定が有効になっているかどうかに関係なく、「配信登録済み」のカテゴリーのみが「オン」として表示されるようになりました。
配信設定画面
HubSpot内の配信登録ステータス
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