2025年1月|注目のHubSpot製品アップデート情報

目次
HubSpotでは、毎月各製品の機能追加やアップデートが行われています。
HubSpotから発表された最新情報から、MarketingHub・ContentHubの機能を中心にいくつかピックアップしてご紹介いたします。
CRMのプレビューサイドバーにCopilotによる概要を表示
【対象:無料ユーザーを含むすべてのHub】
CRMのコンタクト、会社、取引、チケットの4つのオブジェクトの一覧ページ(インデックスページ)でのレコード情報のプレビュー機能に、Copilotでレコードの概要情報を表示する機能が追加されました。
この機能を活用することで、レコードの詳細画面にせずに要約された情報を確認することができます。
ZoomウェビナーのアクティビティをもとにHubSpotのコンタクトを作成、更新
【対象:無料ユーザーを含むすべてのHub】
HubSpotとZoomの連携アプリの機能が強化されました。
Zoomで実施するウェビナーのデータをもとに、HubSpotのマーケティングイベントオブジェクトを通じて、コンタクトのアクティビティを作成、更新することができるようになっています。
Zoomでのウェビナーに登録、参加、または参加キャンセルなどの情報がコンタクトレコードに追加されるため、その情報を使ってリスト作成や、ワークフローを活用したウェビナー前後のフォロー対応が可能になります。
「次の時間からの時間」「次の時間までの時間」プロパティーの作成
【対象:すべてのProfessional / EnterpriseエディションのHub】
計算プロパティで2つの新しいタイプが作成できるようになりました
- 基点からの時間(特定のタイミングから今日までの経過日数を計算)
- 基点までの時間(今日から特定のタイミングまでの残り日数を計算)
この設定を利用して経過日数や残り日数を計算することで日数をもとにしたリストやレポートの作成が可能です。
フォームでのコンタクトの配信再登録の簡略化
【対象:Marketing Hub Starter/Professional/Enterprise、Marketing+ Professional/Enterprise】
コンタクトが配信カテゴリーに関連付けられたフォームを送信すると、フォームに関連付けられた配信カテゴリーについて自動的に配信登録済みに設定されます。
今までは、配信設定を更新するためにフォームのメッセージ(Eメールコミュニケーションをオプトアウトしているようです。Eメールを受信して再びオプトインするにはここをクリックしてください)
をクリックしてEメールを自分自身に送信する必要がありましたが、今後はこのメッセージは表示されず、設定された配信カテゴリーに登録されるようになります。
フォームで[正当な利害関係]を使用している場合
[正当な利害関係]を使用している場合、配信カテゴリーを複数設定することが可能であり、フォームから[送信]することで[同意した]とみなされます。
コンタクトは「全てのEメール配信を停止済み」「一部の配信カテゴリーの配信を停止済み」であっても、配信停止ステータスが削除され、フォームに関連付けられた配信カテゴリーに配信登録されます。
フォームで[コミュニケーションの同意チェックボックス]を使用している場合
[コミュニケーションの同意チェックボックス]を使用している場合、配信カテゴリーごとに同意チェックボックスを設定することが可能であり、[チェック]をつけて[送信]することで[同意した]とみなされます。
コンタクトは「全てのEメール配信を停止済み」「一部の配信カテゴリーの配信を停止済み」であっても、同意チェックボックスをクリックして同意した場合、配信停止ステータスが削除され、フォームに関連付けられた配信カテゴリーに配信登録されます。
なお[コミュニケーションの同意チェックボックス]では、「このフィールドを必須にする」を設定しない限り、任意入力が可能となります。
コンタクトが同意チェックボックスをクリックしなかった場合、フォームに関連付けられた配信カテゴリーには配信登録されません。
フォームに配信カテゴリーが関連付けられていない場合
フォームに配信カテゴリーが関連付けられていない場合、コンタクトはフォーム送信時に配信登録されず、配信登録ステータスも変更されません。
新しいオブジェクトがグローバルナビゲーションで選択可能
【対象:全てのHubとエディション】
2024年10月のアップデートで、新しいオブジェクト(アポイントメント・コース・サービス・掲載情報)が使用できるようになりました。
オブジェクトを有効化することで使用することができますが、グローバルナビゲーションには表示されない状態だったため、新しいオブジェクトへのアクセスがしにくい状態でした。(コンタクトや会社画面から、オブジェクト名をクリックするとアクセスできました)
今回のアップデートで、新しいオブジェクトを有効化することでグローバルナビゲーションにも表示されるようになりました。
[マーケティング アナリティクス スイート]のアップデート
【対象:Marketing Hub Professional/Enterprise】
ベータ版として提供されていた[マーケティング アナリティクス スイート]が正式にリリースされました。
今までトラフィック分析では[ソース][ページ][デバイス]などがタブごとに切り替え可能でしたが、今回のアップデートによって指標ごとにレポートがまとめられ、使いやすさが向上しました。
また[チャネルパフォーマンス]や[コンタクト分析]なども追加されたことにより、フォームやEメールマーケティング全体のレポートなども活用できるようになりました。
ウェブトラフィック分析
従来通りコンテンツ別(ソース・ページ・UTMパラメータ・デバイスタイプ・国・ブラウザー・トピッククラスター)の測定指標が確認・レポート化できます。
詳細レポート(Enterpriseのみ)
[マルチタッチ アトリビューション モデル]テンプレートや[カスタマー ジャーニー アナリティクス]テンプレートを使用できます。
カスタマージャーニーレポートでは、[ライフサイクルステージの進捗状況][フォーム送信に繋がったページ訪問][広告ネットワーク別のリード作成][取引を生成したミーティング]のレポートが活用できます。
カスタマージャーニー
マルチタッチ アトリビューション モデル
チャネルパフォーマンス
今までレポートには無かった広告・CTA・フォーム・マーケティングEメール・ソーシャルを、それぞれのチャネルから分析・レポート化できるようになりました。
コンタクト分析
マーケティング活動を通じてチームが生成したコンタクトの生成元や特性について、分析・レポート化できます。
各レポートの詳しい分析方法は、HubSpotのナレッジ記事:マーケティング分析スイート(BETA)でマーケティングレポートを使用するをご覧ください。
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