2025年4月|注目のHubSpot製品アップデート情報

2025年4月|注目のHubSpot製品アップデート情報

目次

HubSpotでは、毎月各製品の機能追加やアップデートが行われています。

HubSpotから発表された最新情報から、MarketingHub・ContentHubの機能を中心にいくつかピックアップしてご紹介いたします。

コンタクトオブジェクトにCSAT(顧客満足度アンケート結果)の関連付けができる

【対象:Service Hub Professional / Enterprise】

顧客満足度アンケートに関する下記のデータをコンタクトオブジェクトで使用できるようになりました。アンケート回答に基づき、自動で下記のプロパティにデータが格納されます。

  • 前回の顧客満足度アンケートの回答日(前回CSATアンケート日)
  • 前回の顧客満足度アンケートの評価(前回CSATアンケート評価)
  • 前回の顧客満足度アンケートのコメント(前回CSATアンケートコメント)

上記のデータを使用することでより精度の高いパーソナライズ施策を実施することができたり、評価が低く離脱のリスクがある顧客を早期に検知しやすくなりました。

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コンテンツリミックスで複数のコンテンツを選択できる

【対象:Content Hub Professional / Enterprise、Professional Customer Platform、Enterprise Customer Platform】

これまでは一つのコンテンツだけしか指定ができませんでしたが、複数のコンテンツを指定できるようになりました。複数のコンテンツを指定することで、生成されるコンテンツの質が向上します。(最大6つのコンテンツを指定できます)

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また、複数のコンテンツを指定する際、違う種類のコンテンツを組み合わせて指定することも可能です。

  • テキストコンテンツ
    • ブログ記事
    • ウェブサイトページ
    • ランディングページ
    • pdfなどのドキュメント
    • 外部のウェブサイトページ
    • テキストデータ など

  • 動画コンテンツ
  • 音声コンテンツ
  • 画像

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レコード詳細ページ・一覧ページ・プレビュー画面でのプロパティ自動保存

【対象:すべてのHub】

レコードの詳細ページ、一覧ページ、プレビュー画面でプロパティーを編集すると、自動保存されるようになりました。

今まではプロパティー編集後に[保存]ボタンをクリックする必要がありました。例えば、詳細ページや一覧ページでプロパティを編集中に[保存]ボタンのクリックを忘れ、別のページに移動してしまうと、せっかく編集したデータが損失されてしまうケースがありましたが、自動保存されることによりデータ損失が軽減されるようになりました。

また、プロパティー編集を「元に戻す」必要がある場合は、保存ステータスコンポーネント内で[元に戻す]をクリックすることで、編集前の状態に戻すことができます。

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サイトの速度ダッシュボード

【対象:Content Hub】

訪問者のウェブサイトの読み込み速度を正確に確認する新しいダッシュボードが追加されました。実際のユーザーデータを使用して、訪問者に対するウェブサイトのパフォーマンスを評価できます。

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サイトの速度ダッシュボードは、URLを直接入力いただくか、ウェブサイトにアクセスし、右上隅にあるHubSpotアイコンメニューをクリックすると表示される「ページ速度を追跡」から確認できます。

▽URLを直接入力

https://app.hubspot.com/site-speed/XXXXXXX
※HubSpot管理画面のURLに「site-speed」と記入してください。

※「XXXXXXX」部分には、自社のHubIDを入れてください。

▽ウェブサイトの右上隅にあるHubSpotアイコンメニュー

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サイトの速度ダッシュボードでは、以下のレポートが確認できます。

全体的なパフォーマンス

ページまたはドメインの全体的なパフォーマンスを分析します。

Core Web Vitalsの推移

ウェブサイトの表示速度やユーザー体験を評価する、主要な指標(Core Web Vitals)の状況を確認できます。

一般的には、全体の訪問の75%以上で良好なスコアを達成することが推奨されています。スコアが75%未満の場合は、どの指標で問題が発生しているかを、以下のレポートで詳しく確認しましょう。

国別のセッション数

訪問者のIPアドレスに関連付けられた国別のCore Web Vitalsを分析します。 

デバイスタイプ別のセッション数

訪問者のデバイス別のセッション数を分析します。

Largest Contentful Paint(LCP)

LCPは、ページの中で一番大きな画像やテキストなどの要素が表示されるまでの時間を測る指標です。

良質なユーザー体験を提供するには、ページの読み込みが始まってから2.5秒以内に、こうした大きな要素が画面に表示されることが理想とされています。

First Contentful Paint(FCP)

FCPは、ページの読み込みが開始されてから、ページ内のコンテンツが初めて描画されるまでの時間を示す指標です。

良質なユーザー体験を提供するには、ページを開いて1.8秒以内に最初のコンテンツ(テキストや画像など)が表示されることが理想とされています。

Time To First Byte(TTFB)

良質なユーザー体験を提供するには、ページを開こうとしたときに、サーバーがすばやく反応することが大切です。

TTFBとは、ブラウザがページをリクエストしてから、サーバーから最初の情報を受信するまでの時間を測定する指標です。目安として、サーバーの応答時間(TTFB)を0.8秒以下に抑えることが理想とされています。

Interaction To Next Paint(INP)

INPは、ユーザーがクリックや入力などの操作をしたあと、ページが反応して画面が変わるまでにかかる時間を表す指標です。

良質なユーザー体験を提供するには、0.2秒以内で反応することが理想的な状態です。

累計レイアウトシフト(CLS)

CLS(Cumulative Layout Shift)は、ページ要素の安定性を測定する指標です。

例えば、ボタンを押そうとした時にボタンの位置が変わり、別の場所を押してしまうとユーザーにとってはとても不便であり、ユーザー体験も低下します。

GoogleはCLSを「ユーザーの快適さに大きく影響する重要な指標」として評価しているため、良質なユーザー体験を提供するために、CLS(画面のズレ)のスコアは0.1未満に抑えることが理想的です。

(※「0.1未満」は、ほとんどズレを感じないレベルです。ユーザーがイライラせず、安心してページを操作できる状態です)

ページパフォーマンス

それぞれのページのCore Web Vitalsが表示されます。

ページパフォーマンスは、ページがどれだけ表示されたかに基づいて評価されます。表示回数の多いページでは、スコアが下がることもあります。
そのため、この評価を使用することで問題のあるページを見つけやすくなり、詳しく分析するのに役立ちます。

レンダリング戦略

HubSpotでは、ページやブログ投稿の静的なバージョン(あらかじめ作られた表示用データ)を自動で生成し、表示速度やセキュリティを向上させています。

これらのページは、事前にレンダリング(表示用に準備)された状態でCDN(コンテンツ配信ネットワーク)に保存されます。そのため、世界中のユーザーが近くのサーバーからページをすばやく読み込めるようになり、読み込み時間が短くなります。

詳しくは、開発者向けドキュメントでレンダリングの詳細をご確認ください。

静的リストを動的リストに変換(ベータ版)

【対象:すべてのHub】

これまでは、一度作成した静的リストに対してフィルターを再編集することができませんでした。

例えば、誤ったフィルターを適用していた場合や、新しい条件でリストを更新したい場合には、リストを複製するか、最初から作り直す必要がありました。特に、そのリストをワークフローなどで参照している場合には、参照元の差し替えも発生し、単にフィルターを追加したいだけでも多くの手間と時間がかかっていました。

今回、静的リストを動的リストに変換できるようになったことで動的リストの状態でフィルターの再編集が可能になりました。必要に応じて再度静的リストに変換することで、リストの作り直しや参照元の変更といった煩雑な作業を省くことができます。

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マーケティングイベントとコンタクトの関連付けカードの表示(ベータ版)

ウェビナー開催時、HubSpotとZoom等を連携することで、ウェビナーの情報が[マーケティングイベント]に格納されます。

今までマーケティングイベントはコンタクトの関連付けで表示できなかったため、誰がどのイベントに参加したのか確認をするには、マーケティングイベント画面を見に行ったり、アクティビティで確認するしか方法がありませんでした。

今回マーケティングイベント用のCRMカードを利用できるようになったことで、コンタクトの関連付け項目から参加したマーケティングイベントの情報が確認できるようになりました。

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マーケティングイベントカードには、次の情報が表示されます。

イベント名 コンタクトが登録または参加したイベントの名前。 イベント名をクリックすると、マーケティングイベントの詳細画面が表示されます。
タイプ(Type) ウェビナーやセミナーなどのイベントのタイプが表示されます。
登録状況(Registration status) コンタクトの登録状況が表示されます。

  • Registered:登録済み
  • Cancelled:キャンセル
  • No show:欠席
登録日(Registration date) コンタクトがイベントに登録した日時が表示されます。
参加状況(Participation status) コンタクトの登録状況が表示されます。

  • Attended:出席
  • Cancelled:キャンセル
  • No show:欠席
参加日(Participation date) コンタクトがイベントに参加した日時が表示されます。
イベント開始日(Event start date) イベントが開始した日時が表示されます。
イベント終了日(Event end date) イベントが終了した日時が表示されます。

マーケティングイベントカードの表示方法は、

[設定]>オブジェクトの[コンタクト]>[レコードのカスタマイズ]から、関連付けの[カードを追加]をクリック。

[右サイドバーカードを追加]の[標準]に[マーケティングイベント]カードがありますので、そちらにチェックをつけることで表示されます。

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