課題
ニュースサイトの大幅な機能追加に伴うデザインリニューアル
信濃毎日新聞社の運営するニュースサイトでは、デジタルにおける新たな展開と有料会員を増やすために、大幅な機能追加を決定しました。これに伴いデザインの見直しが必要となりました。
解決策
アンケートやグループインタビュー調査からデザイン戦略を立案
リニューアルにあたって、まずは、現サイトの問題、課題、要望について全社員に向けたアンケート調査を行いました。また、リニューアルサイトがそれぞれの部局の事業活動にどう貢献できるか、どうあって欲しいか、全部局にグループインタビュー調査を行いました。これによって様々な意見を得ることができ、色や形、使い勝手といった表面上の議論に陥ることなく、プロジェクトの目的と整合する情報設計、構造設計、UIやデザインの方向性を得ることができました。
また、12社の影響力の高いネットメディアをサンプルとして取り上げ、ニュースサイトが持つべき構造設計や情報設計、表層設計に関してのスタンダードを理解したうえで、111ページに及ぶ調査報告書を作成し、信濃毎日新聞デジタルの方向性を導き出しました。
結果
構造やラベリングの見直しで、ローカルメディアとしての立ち位置が明確に
視認性・操作性・可変性・SEO・モバイルファースト・アイデンディティの向上といった、UI・UX上のトピックを網羅しながら、構造面で以下の項目を重要なポイントとしてデザインリニューアルを行うことで、ローカルで「より深く」グローバルで「より広く」情報を発信するメディアとしての立ち位置が明確になりました。
- 長野を入り口にしたカテゴリ分類ではなく、一般的なカテゴリ名称への変更
- 長野・全国・特集を見渡せるような情報構造への変更
- 一般記事と提言記事とコラム記事の明確な分類
- 読者目線にたったラベリング
- 記事カテゴリの再分類