トピッククラスターモデルとは?基礎知識や作成方法を解説

2022.08.19

検索エンジンは、検索したユーザーに適切な解決策を提示するためにあり、ユーザーに自社を見つけてもらうためのきっかけにもなります。近年では、インターネット上に大量のコンテンツが公開されるようになり、その中からユーザーに最適なサイトを判断し、検索結果の上位に表示させる必要性がありました。

また、度重なるGoogleのアルゴリズムアップデートにより、検索語句の背後にある意図や状況を分析できるようになったことで、ユーザーが有益な情報を得られるサイトを選別する基準として、Googleはサイトの専門性・権威性・信頼性(いわゆるE-A-T)を重視するようになりました。それに伴い、サイト作りも変化させる必要があり、より強力なSEO対策が必要になりました。

そこで、検索エンジンとユーザーの両方のニーズに応えられるコンテンツを作成する手法として注目されたのが、「トピッククラスターモデル」の導入です。

今回はトピッククラスターモデルの基礎知識と作成方法について解説していきます。

トピッククラスターモデルとは?

トピッククラスターモデルとは、キーワードではなく、トピックに重点を置いたSEO戦略です。トピックに重点を置いてサイトの構造を見直すことで、コンテンツの関連性を高め、検索エンジンの上位にくるように対策をしていきます。

トピッククラスターモデルは、ピラーページ、クラスターコンテンツ、内部リンクの3つの要素で構成されています。

PC_トピッククラスターモデル説明@2x

ピラーページ

ピラーページとは、まとめ記事のように、サイト内で扱っている共通するトピックをもつコンテンツをまとめたページをいいます。例えば、「海外留学」のように、そこからさらに詳しく掘り下げられるような概略的なトピックを扱います。

クラスターコンテンツ

クラスターコンテンツとは、共通するトピックをもつ複数のコンテンツのことをいいます。例えば、「海外留学 留学におすすめの国」「海外留学 人気の留学先」「海外留学 留学にかかる費用」のように、まとめ記事であるピラーページに関する、より詳細なトピックを扱います。

内部リンク

関連性のあるピラーページとクラスターコンテンツを内部リンクでつなげて、ひとつのまとまりとして構成し、SEO評価につなげていきます。

トピッククラスターモデルのSEO効果

整理されたサイト構造

トピッククラスターモデルを導入していないコンテンツは、すべての情報をひとつのトピックに盛り込むことになるため、ユーザーにとって情報を探しにくく、読みにくいコンテンツになります。

トピッククラスターを導入することで、まとめ記事であるピラーページから、さらにユーザー自身が欲しい情報を選んで、クラスターページに的確にアクセスできるようになります。

関連性のあるコンテンツが集まるので、検索エンジンからもユーザーからも関連性を理解してもらいやすくなります。

関連する記事の評価を高めることができる

トピッククラスターモデルを導入していないサイトではコンテンツ同士の関連性が薄いため、ひとつのコンテンツの評価が他のコンテンツに影響しにくいのですが、トピッククラスターモデルを導入したサイトでは、ピラーコンテンツが評価されると、それに伴い内部リンクでつながっているクラスター記事も読まれる可能性が高まり、評価につながります。

網羅的に情報を提供できる

トピッククラスターモデルを導入すると網羅的に情報を提供できるので、ユーザー自らが抱えている問題に気づき、解決する段階まで、漏れなく、重複することなく情報を提供できます。ユーザーは情報を得るためにサイトを繰り返し活用できるので、利便性の高いサイトとしてSEO評価につながりやすくなります。

トピッククラスターモデルの作成方法

トピッククラスターモデルは以下の順番で作成します。

1.ペルソナを設定する

どのようなユーザーに向けて自社のコンテンツを提供するのかを定めるために、自社のペルソナを作成します。ペルソナを作成することで、ユーザーがどのような情報を望んでいるのかがわかり、顧客側の視点に立ったコンテンツを提供することができます。

関連記事:マーケティング活動に欠かせない「ペルソナ」とは?基礎知識や役割、作成方法を解説

2.トピックを選定する

作成したペルソナをもとに、1〜2語の大きめのトピックを選定します。トピックが大きすぎる場合は、検索するユーザーの範囲も広がりすぎてしまうため、コンバージョンにつながりにくい場合があるので注意する必要があります。

3.ピラーコンテンツの作成

選定したトピックに対する専門性・権威性・信頼性(E-A-T)を重視したピラーコンテンツを作成し、トピックのすべての側面を1つのページで網羅的に掲載します。

4.トピックに紐づくサブトピックを選定する

選定したトピックをもとにサブトピックを選定します。

SEOツールなどを活用して、関連キーワードや検索ボリュームを確認し、適切なトピックを選定します。

5.クラスターコンテンツを作成する

選定したトピックに関連する、より具体的な課題やニーズに応えるコンテンツを作成します。

カニバリゼーションが生じないよう、作成する記事はトピックが重複しないように注意する必要があります。

6.ピラーコンテンツとクラスターコンテンツを内部リンクでつなげる

すべてのクラスターコンテンツからピラーコンテンツへ内部リンクをつなげます。

また、ピラーページ内の各見出しに該当するクラスターコンテンツへも内部リンクでつなげます。

HubSpotを活用したトピッククラスターコンテンツの管理方法

HubSpotのSEO機能を活用してトピッククラスターコンテンツを可視化して管理することができます。

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トピックごとの月別検索数や検索クエリを確認できるだけでなく、関連性、競合性、人気度をもとにおすすめのトピックが提示される機能が備わっているため、検索順位に与える効果が大きい対策を把握でき、検索順位の向上に役立てることができます。

まとめ

今回はトピッククラスターモデルの基礎知識や作成方法について解説しました。

トピッククラスターモデルの導入は、SEO評価を期待できるだけでなく、ユーザーにとって利便性の高いコンテンツを提供することにもつながります。

すでにコンテンツを作成している方は、いま手元にあるコンテンツをまとめることからでも取り組めます。コンテンツ作成にトピッククラスターモデルを取り入れてみましょう。

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