HubSpot CRMの特徴と利点および導入時の注意点

HubSpot CRMの特徴と利点および導入時の注意点

目次

HubSpot CRM の特徴と利点

habspot-logo

現場パーソンが活用しやすい操作性

HubSpot CRMは営業やマーケティング業務を効率化したい企業にとって非常に有用なツールです。その大きな特徴の一つはシステム全体がシンプルで直感的な操作性を備えていることです。そのため、営業担当者やマーケティング担当者といった現場パーソンが活用しやすいことが大きな利点です。

顧客情報を一元管理し、進捗状況を視覚的に追えるパイプラインは営業活動の透明性を高め、次に取るべきアクションを明確にします。

hubSpot-pipeline-20250210

取引パイプラインのイメージ画像

顧客情報をシームレスに共有するプラットフォーム

HubSpotは単なるCRMツールに留まらず「マーケティング」「営業」「カスタマーサービス」を包括的にサポートするプラットフォームです。これにより部門間でデータがシームレスに共有でき、顧客対応の一貫性を保つことができます。このような部門間の統合は、顧客満足度の向上と業務効率化に直結します。

  1. 顧客データの一元管理
  2. リードスコアリングによる優先順位付け
  3. カスタマージャーニーの可視化
  4. マーケティングキャンペーンと営業活動の連携
  5. リアルタイムのコミュニケーション
  6. 部門間のフィードバックループの構築

1. 顧客データの一元管理

HubSpotでは顧客データが「コンタクト」として一元的に管理されます。マーケティング部が広告やウェブサイトからリード(見込み客)を獲得した場合、その情報は即座に営業部にも共有されます。リード(見込み客)の「名前」「連絡先」「訪問したページ」「ダウンロードした資料」などの詳細が自動で記録される仕組みです。

  • マーケティング部が作成したランディングページで顧客が資料をダウンロードすると、営業部はその顧客が「どの資料をダウンロードしたのか」「どのページを閲覧したのか」を把握できます
  • 営業担当者は「興味がある内容」を把握して進められるので営業活動がより具体的で効果的になります

hubSpot-contact

コンタクト管理画面のイメージ画像

2. リードスコアリングによる優先順位付け

HubSpotにはリードスコアリング機能があり、見込み客を自動的にスコアリングすることが可能です。このスコアはマーケティング部が設定した条件(たとえば「メールを開封した回数」「商品ページを訪問した回数」など)に基づいて計算されます。

  • マーケティング部は「今すぐ営業がフォローすべきリード」を簡単に特定し、そのリードを営業部に渡すことができます
  • 営業部は最もコンバージョンの可能性が高いリードに集中することができ、効率的な営業活動が実現します

image6-3

スコアリング設定画面のイメージ画像

3. カスタマージャーニーの可視化

顧客がどのようにして自社のサービスや製品に興味を持ち始めたのか、その全体像をマーケティング部と営業部が共通して把握できるのもHubSpotの強みです。HubSpotのタイムライン機能を使うと以下の情報を簡単に確認できます。

  • 顧客が最初にウェブサイトを訪問した日時
  • メールの開封やクリック状況

セミナーへの参加や問い合わせ履歴 営業担当者は、これらの情報をもとに「このお客様はまだ情報収集段階だな」とか「具体的にサービスを検討している段階だな」という判断ができます。結果として、顧客のニーズや状況に応じた適切なアプローチが可能になります。

4. マーケティングキャンペーンと営業活動の連携

HubSpotを使えばマーケティング部が実施しているキャンペーンのパフォーマンスも営業部と共有できます。

  • マーケティング部が新しい広告キャンペーンを始めた際、そのキャンペーンからどの程度のリードが営業部に渡され、その後どのくらいの確率で契約につながったのかを追跡できます
  • 営業部は「どのキャンペーンからのリードが質が高いか」を理解し、そのフィードバックをマーケティング部に伝えることで、より効果的なキャンペーンが実現します

hubspot-stage-funnel

ステージファネルのイメージ画像

5. リアルタイムのコミュニケーション

HubSpotの通知機能で営業担当者は見込み客のアクションをリアルタイムで知ることができます。これにより、マーケティング部が集めたリードデータが営業部の具体的な行動に直結します。

  • 特定の製品ページを顧客が閲覧したり、メールの開封時に営業担当者に通知が送られる設定が可能です
  • この情報を活用して、営業担当者はタイミングよくアプローチを行うことができます

6. 部門間のフィードバックループの構築

HubSpotは部門間のフィードバックを円滑にするツールでもあります。たとえば、営業部がHubSpotを使って「このリードは予算が合わなかった」「この顧客は競合他社を選んだ」などの情報を入力すれば、そのデータをマーケティング部が分析して次のキャンペーンに活かすことができます。

  • マーケティング部は「どのターゲットが最も効果的か」「どのようなメッセージが響くか」を把握し、営業部が欲しいリードをより正確に提供できるようになります
  • 営業部はより質の高いリードにフォーカスできるので無駄な時間を削減できます

hubspot-graph

レポートページのイメージ画像

HubSpot導入時の注意点

HubSpot導入にあたってはいくつか留意すべき点があります。HubSpotはシンプルさと統合性を武器に、多くの企業にとって非常に強力なCRMツールとなり得ます。導入の目的や成長戦略を明確にし、それに基づいた運用計画を練ることで最大限の効果を発揮できます。

複雑な業務プロセスには向いていない

HubSpotの設計思想は「シンプルかつ効率的」にあるため、非常に高度なカスタマイズを必要とするビジネスプロセスには向かない場合があります。業種や業務プロセスが非常に特化している場合、HubSpot単体では対応が難しいケースもあるため、事前に必要な機能や連携ツールを整理し、適切なプランを選定することが重要です。

データの品質管理

また、データの品質管理も重要なポイントです。顧客情報が増えると、データの重複や不正確な情報が蓄積するリスクが高まります。HubSpotには重複データを整理する機能が用意されていますがそれだけに頼るのではなく、定期的なデータクレンジングやプロセス改善を組織的に実施する仕組みを整えることが必要です。CRMシステムは「正しいデータをいかに活用するか」によって価値が変わりますので、データの整合性を維持するための運用計画が鍵になります。

シンプルな運用からスタート

さらに、HubSpotは自動化の機能が充実しており、営業プロセスやマーケティング活動を効率化することが可能です。しかし、初期段階から過剰に自動化を導入するとシステムの管理が複雑になり、逆に非効率を招くことがあります。まずはシンプルな自動化から始め、実際の運用状況に合わせて少しずつ拡張していくことをお勧めします。

社内教育やサポート体制も重要

導入後の社内教育やサポート体制も重要です。HubSpotを単に「ツール」として使うのではなく、会社全体の営業やマーケティング戦略の中心に据えるためには現場のスタッフがその価値を十分に理解し、活用できるための環境整備が不可欠です。

CRM導入に関連するよくある悩み

CRM導入に関連するよくある悩みをコンテンツでご紹介しています。こちらをご覧ください。

CRM導入企業の「よくある悩み」をたとえ話で紹介

株式会社JBNがHubSpotを得意とする理由

HubSpotプラチナパートナー

HubSpotのプラチナパートナーであるJBNは数多くの企業様へのHubSpot導入支援やマーケティング施策支援を行ってまいりました。 JBNの実績紹介を見る

HubSpotプラチナパートナー画像 195

HubSpotが定める認定プログラムは5段階に設定されています(パートナー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド、エリート)。国内6社のプラチナパートナーにJBNは選定されています。

JBNでHubSpot導入をされたお客様の声

的確でタイムリーなアドバイス(消費者製品 従業員数51人~200人)
HubSpotを利用したインバウンドマーケティングに取り組んで1年が経ちましたが、施策において常に的確なアドバイスを頂きながら進める事が出来ていると感じます。継続的な取り組みが出来ているのもJBNスタッフさんのおかげです。(川端 従業員数51人~200人)

伴走、時に船頭となりガイド、信頼できるパートナーのJBNさん
自社の業態がややこしいため、枠組みだけを作っていただいてあとは自社でなんとかするしかないと思っていたのですが、JBNさんと出会い、その考えが変わりました。ここまで話をじっくり聞いてから制作してくださるのか、と驚きました。根気強く付き合っていただき感謝しております。 当初制作だけをお願いする予定でしたが、これからも様々な面でご支援いただきたく、運用サポートもお願いすることに。 これでHubSpotの良いところを最大限に活かしてビジネスにいきたいと思います。 無事にローンチを迎えることができ、直接担当していただいた皆様、影で支えてくださっていたスタッフのみなさまに感謝しております。 ホントは教えたくないくらい、素敵な会社です。 これからもよろしくお願いいたします。(Mihara, Y.  従業員数201人~1,000人)

HubSpot導入の成否は信頼できる伴走業者次第!
 2020年のコロナ禍で当社の営業環境は一変し、以前から検討を進めていたMAツールの導入を早めることとなりました。その間他社のツールの提案も頂いておりましたが、JBN様を通じHubSpot導入することを決定しました。採用決定の最大の理由は、マーケティング担当者が「JBN様と取り組みたい」と言ったからでした。2年が経過し活動内容と結果から、何故当時「JBN様と取り組みたい」と言ったのか、その理由を実感しております。今では毎月数十社のリードの獲得や、営業との連携で受注も獲得できており、HubSpotを導入してよかったと考えております。 HubSpotは使いやすく重要なツールであると認識していますが、活動を通じて実感したのは、使い方、成果に結びつく活用方法、成果の出し方などについて、協働できる伴走業者は、HubSpotを運用する上で必須であると共に、HubSpot導入の成否は、信頼できる伴走業者と如何に協働できるかであると認識しております。今回JBN様にお願いして本当によかったと実感しております。(KATSUHIRO, H. テクノロジー - ハードウェア&ストレージ 従業員数201人~1,000人)

『株式会社JBNのクライアントレビュー』はこちらからご覧いただけます。

一気通貫の支援体制

適切なプランを選び、運用の定着を目指して、Hubspotを軸にしたマーケティング活動を一気通貫の体制でご支援します。 JBNのサービス『HubSpot導入・運用支援』を見る

図版_一貫体制@2x

HubSpot導入から構築、その後の運用まで一貫して支援

CRMの導入・お困りごとについてご相談ください

CRM導入による事業プラットフォームの構築においてJBNは最適なソリューションをご提供いたします。
お客様のビジネスの成長に貢献いたします。

オンライン相談を申し込む

 

CONTACT お問い合わせ

詳しいサービスの内容や実績を知りたい方、Webマーケティング戦略、サイト構築、運用支援のご相談など
お気軽にお問い合わせください。

フォームから相談する

24時間365日受付。2営業日以内にご返信します