2024年12月|注目のHubSpot製品アップデート情報

目次
HubSpotでは、毎月各製品の機能追加やアップデートが行われています。
HubSpotから発表された最新情報から、MarketingHub・ContentHubの機能を中心にいくつかピックアップしてご紹介いたします。
CTAにステップフォームを設置する
【対象:Content Hub Starter / Professional / Enterprise、Marketing Hub Starter / Professional / Enterprise、Sales Hub Starter / Professional / Enterprise、Service Hub Starter / Professional / Enterprise】
新しいフォームエディターで作成できるステップフォームをCTAに設置できるようになりました。スライドやポップアップで表示されるCTA上に設置することでページ遷移せずに入力を促すことが可能です。
関連情報:マルチステップフォームの作成
CTAのパフォーマンスを測るデータソースの追加(ベータ版)
【対象:Customer Platform Professional / Enterprise、Content Hub Professional / Enterprise、Marketing Hub Starter / Professional / Enterprise】
CTAのパフォーマンスを測るカスタムレポートビルダー用のデータソースが導入されました。
このアップデートにより、カスタムレポートでポップアップや埋め込みCTAのパフォーマンスについてより細かい視点で掘り下げることができるようになりました。
HubSpotとSalesforceでアクティビティーデータを双方向同期
【対象:Content Hub Professional / Enterprise、Marketing Hub Professional / Enterprise、Sales Hub Professional / Enterprise、Service Hub Professional / Enterprise、Operations Hub Professional / Enterprise】
HubSpotとSalesforceの間でアクティビティーの情報を双方向に同期できるようになりました。(これまではSalesforceからHubSpotへの同期しかできず、HubSpotからSalesforceへの同期はできませんでした)
この双方向の同期によって、マーケティング対象のコンタクトに対する活動の履歴や商談の履歴をHubSpot、Salesforceの双方で最新の状態に維持しやすくなりました。
双方向同期できるようになったアクティビティーデータ
- コール
- Eメール
- ミーティング
- タスク
その他にHubSpotからSalesforceに同期できるアクティビティーデータ
HubSpotのタイムラインに表示される下記のような情報をSalesforceのToDoに同期することが可能です。(HubSpotからSalesforceへの一方向の同期)
- 送信したフォーム
- 送信したマーケティングEメール
- 作成されたメモ など
HubSpotのチケットとSalesforceのケースを双方向同期
【対象:Content Hub Professional / Enterprise、Marketing Hub Professional / Enterprise、Sales Hub Professional / Enterprise、Service Hub Professional / Enterprise、Operations Hub Professional / Enterprise】
HubSpotのチケットとSalesforceのケースを双方向で同期できるようになりました。(これまではSalesforceのケースからHubSpotのチケットへの同期しかできず、その逆はできませんでした)
双方向の同期ができることで二つのツールで常に最新の状態が確認できるため、カスタマーサポートの効率化を図ることができます。
チケットとケースの同期ルールの設定
他のオブジェクトとの関連付け設定
プロパティーのマッピング設定
ワークフローのアクションを使用してオブジェクトを関連付ける
【対象:Content Hub Professional / Enterprise、Marketing Hub Professional / Enterprise、Sales Hub Professional / Enterprise、Service Hub Professional / Enterprise、Operations Hub Professional / Enterprise】
オブジェクトの関連付けをワークフローで自動化できるようになりました。追加されたアクションでは一致するプロパティーに基づいてラベルを適用、更新、または削除したり関連付けを作成することができます。
レポートの「単一オブジェクト」でゲージグラフが作成できる
【対象:Professional Customer Platform、Enterprise Customer Platform、Content Hub Professional/Enterprise、Marketing Hub Professional/Marketing Hub Enterprise、Marketing+ Hub Professional/Enterprise、Operations Hub Professional/Enterprise、Sales Hub Professional/Enterprise、Service Hub Professional/Enterprise】
カスタムレポートビルダーではゲージグラフを使用できましたが、12月のアップデートで「単一オブジェクト」レポートでもゲージグラフが使用できるようになりました。
ゲージグラフは、設定した目標値に対してどのくらい達成されたのかを表現する際に活用しやすいレポートです。ゲージのカラーは様々選択できますが、成績が良い場合は緑色、平均的な成績の場合は黄色、成績が悪い場合は赤色、のように赤から緑へ(または緑から赤へ)使用することをおすすめします。
サイドバーの関連付けカードでレコードを並べ替え
【対象:すべてのHub】
レコード詳細画面の右側に表示される「関連付け」内のレコードを並び替えることができるようになりました。
関連付けレコードの並び替えは、デフォルトの関連付けカードでは編集できないため、新たにカードを作る必要があります。
例えば、会社オブジェクトの「コンタクト」レコードを並び替えたい場合、[設定]>[オブジェクト]>[会社]>[レコードのカスタマイズ]から編集を行います。
ビューの編集画面を表示後、右側の関連付けの列にある「カードを追加」をクリックします。
カード追加画面が表示されますので「カードを作成」をクリックします。
「どの種類のカードを作成しますか?」という画面で、「関連付けカード」が選択できますのでクリックします。
カード作成画面が表示されますので、コンタクト用のカードを作ります。関連付けで表示させたいコンタクトプロパティを追加してください。
プロパティ追加の下に「並べ替え基準」という項目があり、ここで追加したプロパティを使い昇順・降順で並び替えることが可能になります。
実際にコンタクトプロパティの「姓」で並び替えると、会社レコードのコンタクトの関連付けレコードも並び変わっていることが確認できます。
並び替え前(左)と並び替え後(右)


レコードを並べ替えることで、関連付いたレコードも見つけやすくなりますので、並べ替え機能を活用してみてください。
DNSのドメイン接続プロバイダーが追加
【対象:すべてのHub】
ドメイン接続プロバイダーのサポートを拡大しました。
手動でDNSレコードをHubSpotに追加するのは面倒な作業です。Domain Connectを使用すると、DNSプロバイダーをHubSpotに簡単に接続できます。これにより、HubSpot内からDNSプロバイダーにログインし、既存のドメインを接続できるようになります。
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一覧ページでのプロパティー自動保存(ベータ版)
【対象:すべてのHub】
一覧ページに表示されているプロパティを手動で編集することが可能です。
今までは、編集をすると左下に[保存]ボタンが表示され、クリックをすると編集した内容が保存される仕組みでした。例えば、一覧ページでプロパティを手動設定中、間違えてレコード名などのリンクをクリックしてしまい、ページが移動して、設定していたプロパティ値がすべて元に戻ってしまうケースがよくありました。
今回のベータ版では、編集直後に自動的に保存されるようになりましたので[保存]ボタンをクリックする必要がなくなり、データ損失も最小限に抑えられるようになりました。
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