マーケティングブログ 2024.04.26

サイバー攻撃から自社を守るために。SaaS型CMSでセキュリティ負荷と管理コストを削減

CMS HubSpot

急速なデジタル化とインターネットの普及により、Webサイトはますます重要なビジネスツールとなっています。顧客の情報など様々な情報を取り扱うことが増えると同時に、サイバー攻撃の標的となるリスクも増加しています。

本記事では、安全にWebサイトを運用するためのセキュリティに焦点を置いて、Webサイトのセキュリティ管理の重要性と、管理負荷なく安全にWebサイトを運用することができるSaaS型ツールについてご紹介します。

Webサイト運用におけるセキュリティリスクは年々増大

Webサイトが重要なビジネスツールとして拡大しています。クラウドサービスの普及などにより、オンライン上でより多くの顧客データを取り扱うようになりました。それに伴いオンライン上のデータの価値も高まり、サイバー攻撃のリスクも増加しています。新たな脅威や攻撃も日々増加している状況です。

セキュリティリスクがもたらすもの

個人情報の流出

もっとも代表的な被害は、やはり個人情報の漏えいです。個人情報がサーバに記録されていることも多いため、CMSがサイバー攻撃を受けると、その情報は瞬く間に抜き取られてしまいます。企業の平均損害賠償金額は約7,500万円にも及ぶとされています。

ウイルス感染

個人情報の漏えいは、基本的に不正アクセスが原因で発生します。CMSへのサイバー攻撃には、ウイルスを侵入させるという手口もあります。

信頼性低下

CMSがサイバー攻撃を受け、個人情報漏のえいや、誤った情報の発信がされたり、サイト閲覧ができない状態になると、企業はたちまち信頼性を低下させてしまいます。サイバー攻撃を受けたことによってー度低下した信頼性は、その後何年にも渡って影響を受けます。安全な体制で経営を続けていかない限り、なかなか取り戻すことができません。

サイバー攻撃による事故は企業の信頼性や経済的損失に直結します。そのため、セキュリティ対策がますます重要となっています。

サイバー攻撃から守るためには、サーバー・CMSシステムの点検や対策を実施し続けなければならない

企業や組織は、セキュリティ対策の強化と最新技術への適応を行う必要があります。CMSはWebサーバ上で稼働するプログラムであるため、インターネット上で運用されるプログラムである以上サイバー攻撃から逃れる事はできません。つまりインターネット上で運用される全てのプログラムは永遠にセキュリティ対応が必要です。

必要なセキュリティ対策

利用CMS製品 (プラグインなど追加の拡張機能も含む) のバージョンを常に最新の状態に保つ
Webアプリケーションのセキュリティ診断を実施
WAF（ワフ：Web Application Firewall）等防御ツールの活用

セキュリティ管理における負荷

Webサーバーの費用が大きく値上がり（約３倍になっているケースも）
Webサーバーの定期的な保守による費用
3〜4ヶ月に1回のパッチアップデート
変化が発生するごとに随時アップデート対応（有無を言わさずコストが発生）

Webサイトの安全性を保持するためには、インターネットの環境の変化に対応しサーバーとCMSシステムを定期的に点検して適切な対策を講じることが不可欠です。CMSのバージョンアップもその都度必要であり、それに伴う費用も定期的に発生します。自社でこれらの対応を行うとなると、リソースや費用の面で大きな負荷がかかります。

こうした状況を解決できると手段として注目されているのが、SaaS型CMSの導入です。

セキュリティ管理の負荷を解消し、Webサイトを安全に運営するために

SaaS型CMSの導入でセキュリティ管理の負荷を解消

「SaaS」とは、Software as a Serviceの略で従来のソフトウェアのようにパッケージとして販売するのではなく、ソフトウェアの機能をインターネットを通じたサービスとして提供する形態のことを指します。

SaaS型CMSを導入することで、企業は効率性とコスト面の両面でメリットがあります。

SaaS型の特徴

ソフトウェアのインストールが必要ない
インターネットに繋がっていればどこでも利用可能
ソフトのバージョンアップやメンテナンスが必要ない

SaaS型のCMSはすべてクラウド上でサービスが提供されているので、自社でサーバーを用意する必要がありません。その分の管理負担や費用も軽減できます。
また最大のメリットはサービス側で自動的にアップデートや管理を行ってくれることです。そのためバージョンの更新のために都度必要になっていたセキュリティ対策について気にする必要がなくなります。

「HubSpot」でより安全に管理しやすいWebサイトを実現

JBNでも導入支援を行っている「HubSpot」は、SaaS型のCMSであり、世界の120を超える国と地域で15万社以上が導入しているツールです。

次のような体制が備わっているため、安心してWebサイトを運営できます。

常に最新の開発が適用され、毎日継続的なアップデートが適用
システム全体を常時監視、外部からの不正アクセスも検知し即時対応
WAF（アプリケーションファイアウォール）による監視とブロック
サイトデータも常時バックアップ。万が一の事故からも迅速な復旧が可能

HubSpotについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
HubSpotとは？サービスや機能について解説

◎HubSpotのシステムとセキュリティの特長

世界水準のセキュリティをもつシステムで構築・運用されている

HubSpotの製品インフラストラクチャーは、クラウド基盤の最大の世界シェア32%を持つAmazon Web Services（AWS）で構築・運用されています。
AWSはその信頼性において高い評価と実績を有し、高度なリスク分散も行われています。
HubSpotでは常時、AWSの複数のデータセンターと同期し、一方が災害でダウンしても瞬時に切替えてサービスを維持することができるので、安定して運用を行うことができます。

コンテンツの作成や更新管理のしやすさで利便性も向上

HubSpotは、コンテンツの作成や更新のしやすさにおいても優れたツールです。Webコンテンツの作成や更新を専門知識を要さず、社内の誰もが行える手軽さをもっています。

コンテンツ管理についての詳しい機能は以下の記事をご覧ください。
HubSpotのCMSとは？特徴や機能について解説

HubSpotへシステムを移管したお客様の声

A社様

サーバー会社からサーバーOSアップグレードの案内と共に急な移管指示と移管後のサーバープランの値上げ要請がありました。Webサーバーのことは正直よくわからず、これまでもサーバー会社からの案内を鵜呑みにするしかないような状況でした。しかし、サーバー移管に関する費用負荷が予想以上に重く、なにか打開策はないかと考え、HubSpotへの移管を決めました。

Saas型のHubSpotはサーバーのアップデートやセキュリティ対策等、これまで悩んでいた領域がほぼ自動化され、社内にかかっていた負担がかなり軽減されました。
移管費用は多少かかりますが、ランニングコストと合わせて比較すると短期間で逆転することがわかりました。それに加えて、CMSによるサイト更新負荷も大きく軽減されています。

B社様

東京のWeb制作会社に発注してサイト構築をしましたが、CMSで管理できないページが多く更新がしづらいため困っていました。そこで、マーケティング施策で利用していたHubSpotがCMSでも使えるようになったと提案を受け、HubSpot移管も依頼しました。

閲覧ページ側から直接管理画面に入れる点や、本来ウェブ制作会社に依頼しなければ直せないナビゲーションやモジュールといったパーツ類も簡単に修正できる点など、ページ修正において格段に利便性が向上したと感じています。

C社様

付けたし付けたしで複雑化・肥大化したCMS...それを管理するのはひとりの担当者でした。膨大な情報を随時更新しなくてはならず大きな負担になっていました。
HubSpot化を行い、誰でも更新ができるようになったことで負荷分散ができ、情報発信意欲も各段に向上しました。

まとめ

企業活動においてWebサイトはますます重要な存在となっています。セキュリティ面での安全性は企業の信頼にも関わる重要な項目であり、どのように管理していくかによってコスト面にも大きく影響します。
現在のWebサイト管理に負担を感じている方は、ぜひSaaS型CMS・HubSpotへの移管を検討してみてはいかがでしょうか。

HubSpotへのWebプラットフォーム移管に豊富な実績があるJBNにぜひご相談ください

SaaS型であるHubSpotならではの機能性・安全性を最大化するためには、HubSpotに精通した事業者が対応することが重要です。JBNはHubSpotのプラチナパートナー企業として、これまで多くのWebサイトのHubSpot移管やWebサイト構築・運用をご支援してきました。

現サイトにセキュリティ面で不安がある
Webサイトの管理に費用やリソースがかかりすぎて困っている

このようなお悩みがある方はぜひお気軽にご相談ください。

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