「HubSpotとLINE連携」セミナーレポート

LINE活用の利点は、多くのユーザーと気軽に接点を持てること

LINEは日本の人口の約70%以上が利用する、ポピュラーなコミュニケーションツールになりました。最近では企業もマーケティング活動に積極的に活用しています。
多くの人が利用しているLINEをコミュニケーション手段として活用することで、情報配信を行う企業側には次のようなメリットがあります。

LINE活用のメリット

• 気軽に友だち登録を促し、リードを集めやすい
• ユーザーの情報収集を行いやすい
• メルマガよりもメッセージの開封率が高い
• メッセージ配信のフォーマットが多様で視覚的に訴求できる

気軽に友だち登録を促し、リードを集めやすい

LINEでは、QRコードを読み取るだけで簡単に友だち登録ができ、さらにクーポンやスタンプのプレゼントなどのインセンティブを提供して登録を促すことができます。気軽に登録してもらえて、リードを集めやすいツールです。

ユーザーの情報収集を行いやすい

LINEでは、トーク画面上でアンケートを実施できます。Web上のフォーム入力よりも気軽に回答してもらえるので情報収集を行いやすいです。

メルマガよりもメッセージの開封率が高い

メルマガの平均開封率は20〜30%ですが、LINEのメッセージの平均開封率は約60%に達します。
配信した情報が高い確率で開封されるため、多くのユーザーにアプローチできます。

メッセージ配信のフォーマットが多様で視覚的に訴求できる

LINEでは、独自のメッセージフォーマットが利用できます。画像やスタンプ、カードなどを組み合わせて、視覚的にも訴求力のあるメッセージを配信できます。

HubSpotとLINEを連携させて、コミュニケーションの課題を解決

LINEは幅広く情報配信を行える一方で次のような課題もあります。

• 興味のないキャンペーンが配信されてしまう
• 登録済み・利用済みにもかかわらずプッシュ通知が届いてしまう
• トーク画面に常設されてるリッチメニューが全ユーザーに共通する平均的な表示になってしまう

基本的にユーザーを細かく分類して、それぞれに適した施策を打つことが求められるマーケティング活動において、ユーザーの興味関心や状況に関係なく情報が配信されてしまうのはデメリットとなります。このような課題を解決する手段としても有効なのが、HubSpotとLINEの連携です。

「HubSpot」は、顧客との関係を管理するCRMシステムと連携するマーケティングツールです。主にメールを通じたコミュニケーションが中心で、自社の顧客リストやWebサイトのフォームなどから取得した情報を、HubSpot CRMに蓄積します。その情報やWebサイト上の行動履歴を元に、ユーザーをさまざまな条件ごとに仕分けてリスト化し、それぞれに適切な情報を送るという仕組みになっています。

このHubSpotの仕組みとLINEを連携させることで、LINE上のやり取りやユーザーのWebサイト上の行動履歴を活用し、より気軽に、そして1人ひとりに適したコミュニケーションが可能になるのです。

HubSpotとLINEの連携で、より深くユーザーを理解する

HubSpotとLINEを連携することによって具体的には以下のようなことが可能となります。

• アンケートから獲得したユーザーの情報を自動的に蓄積できる
• ユーザーの興味関心に合わせて情報を配信できる
• メッセージ配信を自動化できる
• ユーザーごとに最適なリッチメニューを表示できる
• LINEの流入経路を特定できる
• 流入経路やアンケートの結果を簡単にレポート化できる

アンケートから獲得したユーザーの情報を自動的に蓄積できる

トーク画面上で実施したアンケートの回答結果がHubSpotに自動的に蓄積され、ユーザーの属性や興味関心を把握することができます。

ユーザーの興味関心に合わせて情報を配信できる

LINE上のアンケートや、Webサイト上の行動履歴などの情報を活用して、ユーザーをセグメントできます。
例えば、「30代の女性」や「2回以上来店のお客様」など、条件に応じてリストを作成し、リストごとに適したメッセージを配信できます。

メッセージ配信を自動化できる

HubSpotのワークフローという機能を利用して、LINEメッセージの配信を自動化することができます。
例えば、「アンケートに回答したユーザーには後日クーポンを送る」といった流れや、「イベントに参加登録したユーザーにはイベント前日に案内メッセージを送る」といった流れを自動化できます。

ユーザーごとに最適なリッチメニューを表示できる

HubSpot内のリストに応じて異なるリッチメニューを表示させることができます。たとえば、アンケートの回答に基づいて「男性向け」や「女性向け」などのメニューを表示できます。ユーザーが必要な情報に素早くアクセスできるようになるので、利便性の向上にも繋がります。

LINEの流入経路を特定できる

店頭やチラシなど、様々な経路から友だち登録が行われます。ユーザーの流入経路の特定はマーケティング活動において重要です。QRコードを目的別に発行することで、どの経路から友だち登録したのかを特定できます。

流入経路やアンケートの結果を簡単にレポート化できる

流入経路やアンケート結果、その他にもWebサイトでどのページが閲覧されていたかなどの行動データすべてをHubSpot上で出力し、様々な角度からの分析レポートとして可視化できます。
LINE公式アカウントの管理画面だけでは把握できないデータがレポート化できるので、施策の効果検証 や今後のアイデア出しに活用できます。

まとめ

HubSpotとLINEの利点を組み合わせてマーケティング活動を行おう

LINEを活用したコミュニケーションは、ユーザーにとって身近で気軽なものです。そのため、企業とユーザーとの関係性が深まり、信頼関係を築きやすくなります。
HubSpotとLINEの連携は、多くのユーザー1人ひとりに対して寄り添ったコミュニケーションを実現します。さらに、HubSpot内に蓄積されたデータをもとに今後のマーケティング活動に活かすこともできます。
HubSpotとLINEの連携は、これからの時代のマーケティング活動をより有意義なものにするための最適なツールといえるのではないでしょうか。

具体的なデモンストレーション

セミナーで紹介したHubSpotとLINEの連携は、「LITTLE HELP CONNECT」というツールを介して行っています。このツールの活用によってシームレスな連携を可能にし、メッセージの作成から配信までを専門知識いらずの直感的な操作のみで行うことができます。セミナー内では実際に、LITTLE HELP CONNECTの管理画面からセグメント配信の流れや、具体的なメッセージ作成のデモンストレーションも行いました。

具体的なデモンストレーションは動画の25分45秒からご覧いただけます

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