セミナーレポート|Webサイト活用の幅を広げるデータベース「HubDB」の魅力

目次
3/21(木)にHubSpot CMS Hubに含まれるデータベース機能「HubDB」をテーマに、
”ページの量産や管理のしやすさだけじゃない。CRMやマーケティングと連携するデータベース「HubDB」の魅力”というセミナーを開催しました。
HubDBは、HubSpotのCRMやマーケティング機能との連携を通じて、コンテンツにさまざまな機能を実装できるデータベースです。例えば、製品情報などフォーマットの型が決まったコンテンツを大量に作成する場合に、HubDBで一括作成できるようになります。
その活用方法は多岐にわたり、Webサイトの構築においてHubSpotのデフォルトの機能にはない使い方もできます。しかしWeb上の情報がまだ限られているため、「HubDBでどのようなことができるのかわからない」という企業も多いかもしれません。
セミナーでは、HubDBにどのような活用方法があるのか、どのように便利になるのかを、実際の導入事例を交えながらご紹介しました。
セミナーでご紹介した内容
- HubDBとは?
- HubDBを使うメリット
- HubDBで実現できる機能
- HubDBを活用した事例紹介
本レポートでは、HubDBによってWebサイトで実現できることを中心にまとめました。
「HubSpotを導入しているが、使いこなせていない」という方、「製品や施設などWebサイト上にある大量の情報管理に困っている」という企業様はぜひお読みください。
セミナーレポート
幅広いコンテンツに対応できるデータベース機能「HubDB」
HubDBとは、HubSpotのCMS Hubに含まれるデータベース機能で、Webページやコンテンツを管理できる便利なツールです。
- 1行テキスト
- プルダウン
- 複数選択
- 画像
- リッチテキスト
- 日付
- 場所
- 外部テーブル
HubDBには、上記のようなさまざまな入力フィールドが用意されており、これらを組み合わせることで幅広いコンテンツに対応できるデータベースを構築できます。
また、行の追加や並べ替えが容易なインターフェースが特徴で、エンジニア以外のユーザーでも簡単に操作できるように設計されているためWebサイトの構築や更新作業がスムーズに行えます。
HubDBの特徴
CRMと連携してユーザーに適したアクションを実行できる
HubSpotの根幹である「顧客管理機能」と連携できるのが、HubDBの強みです。
HubSpot CRMに自動的に蓄積されるユーザーの属性や行動に基づいて、パーソナライズされたコンテンツやEメールを届けることが可能になります。
デフォルト機能にはない柔軟なコンテンツ体験を提供できる
Webサイトには様々なコンテンツがありますが、HubSpotのデフォルトの機能だけでは実現できないような要件もあります。HubSpot CMS HubにあるブログやWebサイトページの形式以外でコンテンツを作成したいときに、HubDBは非常に役立ちます。
コンテンツの作成や更新時に入力の手間を省くことができる
製品紹介や施設紹介など、同一フォーマットで大量のページを作成する場合に、Excelようなインターフェースで入力されたデータからページを一度に出力することができます。
データ管理やコンテンツの量産にとどまらない。HubDBで実現する便利な活用方法
HubDBを活用することで、デジタルマーケティングや広報施策に役立つさまざまな活用が行えます。
100を超えるページにも対応。一括で大量コンテンツを作成できる
100ページを超えるようなコンテンツの制作でも、手動で1ページずつ作成する必要はありません。必要な情報を含むタイトルや本文、画像URLなどをまとめたCSVファイルを用意しHubSpotにインポートすれば、ページが自動的に生成されます。
CSVファイルはHubDBからエクスポートも可能なため、最新のデータのバックアップをコンピュータにダウンロードすることもできます。さらに、CSVを使用せずにHubDBの管理画面上で編集を行うこともできます。
コンテンツの絞り込み検索機能を実装できる
大量の製品情報などを抱えるサイトに役立つ絞り込み検索機能を実装することができます。
製品サイトでは、「製品カテゴリ」や「規格」、採用サイトでは「職種」や「勤務地」などというように、絞り込みたい条件をHubDBに設定することで、条件に合致した情報をWebサイトに表示させることができます。
コンテンツのタグに親子関係を定義できる
※Carta Communications様 Know How Nowサイト(コラムページ)
Webサイト上のコンテンツが多いと、関連性のあるタグを親タグの下に整理して、ユーザーにわかりやすく表示することが重要になりますが、CMS Hubのデフォルトの機能ではタグに親子関係を定義することができません。しかし、HubDBを活用することでタグを階層的に管理し親子関係を持たせ、条件に合ったコンテンツを表示させることが可能になります。
※HubDB管理画面(デモ)
イベント申し込みなどの「空き枠管理」が可能
※リノベる株式会社様 リノベる。サービスサイト(イベントページ)
上記の画像のように、イベントへの参加申し込みフォームにおいて、選択可能な空き枠をHubDBで管理する仕組みを実装することが可能です。ユーザーが希望のサービスや場所、店舗を選択するとその選択に応じてイベントの空き状況が表示され、希望時間帯を選択することができます。
同一フォームから、ユーザーごとに適切なマーケティングEメールを送信できる
メールで送りたいコンテンツをあらかじめHubDBに登録することで、HubSpotの顧客情報から生成したリストなどに向けて、自動的にコンテンツを振り分けて送信することができます。
この仕組みは、HubDBとHubSpotの機能である「プログラマブルEメール」を組み合わせて実現します。プログラマブルEメールは、送信するメールの内容を動的に変更できる機能で、受信者ごとに個別の内容を送信することが可能になります。HubSpot上で作成したコンタクト・会社・取引などの既定オブジェクトや、カスタムオブジェクト・HubDBのデータによって、送信するマーケティングEメールの内容を送り分けます。
例えば上記の画像のような、複数ある資料ページごとに異なるフォームを使用せずに、一つのフォームを使用してもどの資料ページからフォームが送信されたかを判別し、返信Eメールの中に該当の資料を添付する仕組みを実現することが可能です。
まとめ
HubDBでより柔軟にWebサイトを構築し、Web活用を最大化しよう
HubDBを活用することで以下のようなことが可能になります。
- 通常のWebサイトページやブログとは違うデータを持たせることができる
- 使いやすい管理画面から大量のページを一気に生成できる
- HubSpotのデフォルトではできない機能もWebサイトに追加できる
-
HubSpotの根幹である顧客情報と連携し、マーケティング活動に活かすことができる
HubDBは単にデータを管理するだけでなく、Webサイトのさまざまなニーズに対応でき、多様な表現を実現できる機能であるといえます。このセミナーを通して自社に適した活用イメージを持っていただければ幸いです。
セミナーの資料をご活用ください
セミナーで実際に使用した資料もPDFでご覧いただけます。
JBNではWebセミナーを各種開催していきます
今後も定期的にHubSpotの使い方や、Webマーケティングに関するセミナーを実施予定です。ご興味のある方はぜひお気軽にご参加ください!