『検索をめぐる「今」の変化』についての公開書簡

2019.11.26SEO

元同僚であり、今は『まぐ.NET』の代表であり、Webアクセシビリティにおける個人的メンターでもある松下まぐさんから、下記の問いが投げかけられました。

 

 

唐突だなあ…

 

ということで、以下、松下さんへのお返事です。

テーマは『Googleの検索結果はつまらなくなったのか?』

 

「Googleの検索結果がつまらなくなった」というのは感情の話なので、同意も否定もあると思います。

 

ぼくが印象的なのは 「検索の時代は終わりつつある」という指摘がネットで散見するようになったことです。

 

例えばけんすうさんのツイート

 

 

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「検索の時代の終わり」については、湯川鶴章さんが十年前にすでに指摘していて驚くのですが。

 

「主戦場はソーシャルメディアの領域であり、最大の敵はFacebookである。(略)なのでヤフーとグーグルが組んだのである。 時代は検索の時代から、ソーシャルメディアの時代に移行した」

【ヤフー、Google提携解説】検索の時代が終わった、それだけのこと【湯川】

 

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ぼく個人でいえば「検索の時代は終わりつつある」というフレーズを見たときに、「あ、そうだろうな」と反射的に思ったことが重要で。

 

実生活で感じているが、まだ言語化してないこと

 

ぼくは自身の反射的な同意は上記のように捉えています。

まず反射的な同意を信じる。

ロジックはその後でいい。

 

ということで、ぼくは「検索の時代は終わりつつある」に反射的に同意している人間なのです。

そこから興味関心をエンジンに読み散らかすことになるのですが。

「ブロックチェーンによる非中央集権型サービス」という未来予想も、ぼくは湯川鶴章さんの解説が読みやすいです。

Googleの時代は終わる。ブロックチェーンxAIが次のパラダイム=George Gilder氏

 

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ただ、「ブロックチェーンによる非中央集権型サービス」という未来予想だとあまりにも現在から遠いよ…というツッコミも仰るとおりですので、検索をめぐる「今」の変化としては次のように考えています。

 

検索をめぐる「今」の変化

  • 検索の時代はすでに終わりつつある
  • 検索で全てをやらなくていい
  • 網のような各SNSも重要な流入チャネルであり
  • 新しいコミュニケーションツールは今後も無数に登場する
  • 検索は君臨していた「唯一無二」の座から降り
  • 重要な流入チャネルの一つという存在になる

 

かもしれない。と思っています。

まだ個人的な「かもしれない」という話ですが、「変化」は間違いなく起きるし、今も起きていると思っています。

 

最近のぼくが注力しているSNS活用も上記の「かもしれない」から考える取り組みの一つです。

 

 

 

 

 

 

 

「かもしれない」ですけど。

まず反射的な同意を信じる。

ロジックはその後でいい。

 

松下さん、こんなところで良いでしょうか。笑

 

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このブログの続きがこちらです。

「唯一無二」だった検索が王の座から降りる時代で、ぼくたちは無意識の中でどんなことを求めているのか?について書きました。

よかったらご覧ください。

「探すこと(検索)」は「決めること」につながっている。

 

執筆者

稲田 英資

稲田 英資

セミナー・講座で学ぶ「成果」のためのWeb戦略プログラム『SBW』の企画・運営を担当。また、「経営課題としての採用活動」をテーマに取り組み、採用面でのインターネット活用を学び、提案・講座に活かしています。

過去の講師歴
●SBW 『大手採用メディアに依存しない採用サイトのつくり方Vol.1、Vol.2』
●出前講座 『大手メディアに依存しないインターネットを使った採用活動』(福祉団体主催の長野県福祉人材確保・定着支援セミナー)

個人的な活動
長野市ライブハウス『ネオンホール』Webサイトへの連載
『大人になれば』
「働くって何だろう?」をテーマにいろいろ考えたり、話を聞きにいったりするWebマガジン
『働くって何だろう研究所』

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