HubSpotのCMSとは?特徴や機能について解説

目次
一般的にWebサイトの制作には、HTMLやCSSといったプログラミング言語が用いられるため、専門的な知識が必要です。一方で、CMSは専門的な知識を必要とせずにWebサイトの制作やコンテンツ作成、管理を行うことができるため、多くのユーザーに利用されているシステムです。
今回は、インバウンドマーケティングを行うためのプラットフォームである、「HubSpot」が提供しているCMSの特徴や機能について解説していきます。
※HubSpotのCMS(CMS Hub)は、2024年4月3日より「Content Hub」にサービス変更されました
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HubSpotのCMSとは?
HubSpotのCMSは、HubSpotが提供しているコンテンツマネジメントシステムです。
Webサイトの構築やコンテンツの管理に必要な機能が揃ったクラウド型のCMSであり、ユーザーが独自にサーバーやソフトウェアを持たなくても、インターネットを通じて必要な機能を利用して、Webサイトを構築することができます。また、HubSpotのCRMプラットフォームを基盤として構築されているので、CRMの様々なツールと連携してWebサイトの構築や運用を行うことができるシステムです。
HubSpotのCMSの特徴
専門知識がなくても直感的にページ編集ができる
HubSpotのCMSはページの作成や修正、要素の追加といったレイアウト操作を専門知識なしで、ドラッグ&ドロップで簡単に行うことができます。
ブラウザに表示された状態に近い管理画面で、見た目を確認しながらページを編集できるので、サイトの制作やコンテンツの作成、更新を開発者以外の担当者でも効率よく行うことができます。
※Webサイトページ編集画面
SEO機能が備わっている
HubSpotのCMSには、SEO推奨(アドバイス)ツールやブログやランディングページ、ウェブサイトの制作に役立つオンページSEOツールが組み込まれています。
SEOの重要事項を確認しながらコンテンツを作成できたり、作成したWebサイトページに対して、SEOの観点から適切なアドバイスがチェック項目式で表示され、改善に役立てることができます。さらに、Google Search Consoleとの連携により、GoogleのデータをSEO対策に直接活用することも可能です。
※SEO推奨事項確認画面
セキュリティ面を心配する必要がない
Webサイトを安心して運営できる機能が標準で搭載されているため、セキュリティ面を心配せず、業務に専念できます。
HubSpotのセキュリティチームがコンテンツの安全性を確保し、Webサイトに対する攻撃や不正使用が疑われる異常の自動検出と手動チェックを実施し、CMSを無休体制で監視します。また、ネットワークを監視して、異常があれば新たな攻撃を迅速に特定し、対処できる体制を構築しています。
システムの安全性を維持するために、継続的な更新を実施しているため、常に最新の環境でCMSを利用することができます。
CRM機能と連携できる
HubSpot CRMは、ユーザーの属性情報やコミュニケーションの過程で手に入る情報をスムーズに一元管理できるツールです。
HubSpot CMSは、HubSpot CRMプラットフォームの構成製品の一つであるため、HubSpotのCMS上に構築されたWebサイトでのユーザーの行動データを全てCRMに蓄積することができます。そのため、ユーザーデータをもとに分析やレポートの作成をスムーズに行え、リードの創出につながるWebサイトの作成につなげられます。
※Webサイト訪問トラフィックソース確認画面
HubSpotのCMSの主な機能
マーケティング担当者に役立つ機能
ドラッグ&ドロップエディター
開発者の力を借りたり、カスタムコードを実装したりしなくても、共通のモジュールの中から、ドラッグ&ドロップでページの作成や更新を手軽に行えます。更新内容の公開も簡単に行えるため、誰でもコンテンツを作成することが可能です。
SEO推奨(アドバイス)
SEOに関する推奨事項のホーム画面で、ウェブサイトの改善につながるアドバイスが表示され、すぐに対策を行うことができます。
ウェブサイトテーマ
あらかじめ用意されているウェブサイトテーマを使用したり、必要に応じてカスタム開発を行ったりすることも可能です。デザイン、ロゴ、ナビゲーションメニューなどの統一感を兼ね備えた一体感のあるウェブサイトを構築できます。
※既存のWebサイトテーマ
コンタクトアトリビューションレポート
Webサイトのパフォーマンスを分析し、リードを生み出しているコンテンツの種類や、流入ソース、キャンペーンを調べることで、今後の戦略に役立てることができます。
※レポート一覧画面
統合型のCRM
CMS上に構築されたWebサイトでのユーザーの行動履歴や、コミュニケーションを自動で追跡し、蓄積することができます。
ユーザーがどのコンテンツにどのくらい滞在したか、どのコンテンツが一番閲覧されているかなどのデータを把握することができ、ユーザーの行動に合わせてパーソナライズしたWebサイトを構築することができます。
IT担当者に役立つ機能
無休体制のセキュリティー監視と脅威検出
HubSpotのセキュリティーチームが、攻撃や不正使用が疑われる異常の自動検出と手動チェックを行い、ウェブサイトの安全性を確保します。
コンテンツ配信ネットワークとカスタム構成
大量のトラフィックに対応し、世界各地に広がるコンテンツ配信ネットワーク(CDN)により、ウェブサイトの安定稼動が維持されます。
標準のSSL証明書
HubSpotのCMSで構築される全てのウェブサイトには、標準のSSL証明書が自動的に使用されます。そのため、訪問者が安心してウェブサイトを利用できるだけでなく、Googleによる検索順位の向上も期待できます。また、カスタムのSSL証明書が必要な場合も対応可能です。
アクティビティログとパーティション化
作業者のアクセス状況や、Webサイトの変更内容や時間など、いつ誰がどのような変更をしたかがアクティビティログで把握できます。
また、HubSpotのユーザー権限を活用することで、各担当者のコンテンツへのアクセス権を必要に応じて調整でき、業務の即応性と安全性も高めることができます。
※ユーザー権限設定画面
ウェブサイトのパフォーマンス監視
エラーや、サービスの中断が報告されたり、ウェブサイトの一部でトラフィックの増加や速度の低下が発生したりした場合に、その状況を詳しく調査し、全体的なパフォーマンスの推移を追跡できます。
リバースプロキシー設定
マーケティング部門でのコンテンツの作成や管理を容易にしながら、コンテンツの読み込みには外部でホスティングされた信頼済みの一元的なドメインを使い続けることができます。
まとめ
今回はHubSpotのCMSの特徴や機能について解説しました。ドラッグ&ドロップでの編集などの使いやすい機能に加え、CRMツールとの連携など、幅広い機能が揃っているため、最適な顧客体験を提供し、ビジネスの成長に役立てることができます。ぜひHubSpotのCMSを導入して、Webサイト構築をしてみてはいかがでしょうか。
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