ブログの「配信登録」機能
目次
【対象:Marketing Hub Professional・Enterprise、Content Hub Starter・Professional・Enterprise】
HubSpotのブログには、新しいブログ記事が公開された際にRSSフィードの更新をトリガーとして、コンタクトに自動でメールを送る仕組み「配信登録」機能があります。

全体像
ブログの「配信登録」機能は、いくつかの要素が連携して動いており、主に次の4つで構成されています。
- 配信登録フォーム(ブログのオプトイン用)
- 配信カテゴリー(オプトイン管理)
- ブログ配信用のマーケティングメール
- ブログ記事の公開
この4つが連動することで、ブログ更新通知が自動化されています。
配信の流れ
ステップ①:訪問者が「配信登録」を行う
「ブログ配信登録フォーム」から、ユーザーがメールアドレスを登録します。このとき、ユーザーは次のような配信頻度を選択します。
-
即時
-
日次
-
週次
-
月次

※フォーム編集画面から「Subscription」でプロパティを検索すると、配信頻度のプロパティが表示されます。
ステップ②:配信カテゴリーにオプトインされる
配信登録が行われると、そのコンタクトはブログ配信用の配信カテゴリーにオプトインした状態になります。
ポイント:ブログ記事の配信は「セグメント(リスト)」ではなく配信カテゴリーへのオプトイン状態で管理されます。
ステップ③:ブログ記事が公開される
管理者がHubSpotのブログ機能で記事を公開すると、その記事はRSSフィードに反映されます。
この「記事公開」が、ブログ配信メールのトリガーになります。
※ ワークフローは使われていません。
ステップ④:配信頻度に応じてメールが自動送信される
ブログが公開されると、HubSpotは次の条件を満たすコンタクトを自動判定します。
-
ブログ配信カテゴリーにオプトインしている
-
選択した配信頻度(即時/日次/週次/月次)に該当する
-
マーケティングコンタクトである
-
有効なメールアドレスを持っている
該当するコンタクトに対し、ブログ配信用のマーケティングメールが自動送信されます。
このメールには以下が自動で挿入されます。
-
前回の配信以降に公開されたブログ記事
-
設定された最大掲載件数までの記事
管理者が操作するのは「記事公開」だけ
この仕組みの特徴は、以下をHubSpotが自動で行う点です。
-
配信対象の抽出
-
配信タイミングの判断
-
掲載記事の選定
管理者が行う作業は、基本的に「ブログ記事を公開すること」だけです。
配信登録を理解するための3つの重要ポイント
HubSpotのブログ「配信登録」機能を正しく使うためには、次の3点をセットで理解しましょう。
-
配信頻度の違い
-
掲載記事数の挙動
-
ワークフロー配信との違い
ここを押さえることで、「思っていた挙動と違う」「運用に合わなかった」といったズレを防ぎます。
配信頻度ごとの違いを正しく理解する
ブログ配信登録では、以下の頻度を選択できます。
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即時
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日次
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週次
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月次
一見すると「送信タイミングが違うだけ」に見えますが、実際には「記事のまとめ方」が異なります。
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即時通知 |
1記事公開されるごとにメールを送信します。 |
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日次通知 |
24時間以内に公開された記事をまとめて送信します。 |
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週次通知 |
過去1週間分の新着記事をまとめて送信します。 |
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月次通知 |
過去1ヶ月分の新着記事をまとめて送信します。 |
ブログの配信登録で配信される記事は、「前回の配信以降に新しく公開された記事のみ」というルールで動いています。
掲載記事数の挙動
ブログ配信メールでは、「掲載記事数:5件」「掲載記事数:10件」といった設定が可能です。

ここでよくある誤解が、例えば、「掲載記事数:5件」で設定している場合、「毎回必ず5件掲載されるのでは?」という点です。
掲載記事数は「最大件数」
掲載記事数の設定は、あくまで掲載の「上限値」となります。
-
新規記事が5件以上 → 最新から最大5件掲載
-
新規記事が3件 → 3件のみ掲載
-
新規記事が0件 → メールは送信されない
過去記事が再配信されることはない
HubSpotのブログ配信では、
-
すでに配信済みの記事
-
配信期間より前に公開された記事
が再度掲載されることはありません。
そのため、
-
「件数が足りないから過去記事で補完される」
-
「同じ記事が何度も届く」
といった挙動は起きません。
記事が0件の場合の挙動
対象期間に新しい記事が1件もない場合、メール自体が送信されません。
これも、管理者側で特別な設定は不要です。
ワークフロー配信との違い
「ブログ配信登録」と「ワークフロー+マーケティングメール」は、どちらも自動化の機能ですが、「決まったルートを走る電車(配信登録)」か、「目的地を自由に設定できるタクシー(ワークフロー)」のように仕組みが異なります。
ブログ配信登録機能を活用する場合と、ワークフローを活用する場合の違いをまとめました。
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比較項目 |
ブログ配信登録 |
ワークフロー+メール |
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主な役割 |
記事更新の「通知」 |
戦略的な「追客・育成」 |
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仕組み |
ブログの更新(RSS)を検知して自動でメールを作成・送信。 |
顧客の行動(フォーム入力等)を起点に、あらかじめ作ったメールを送信。 |
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配信内容 |
最新記事のタイトルや画像を自動で引用。 |
1通ずつ手動で作成した内容。 |
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確実性 |
高い(ルール通りに新着記事を届けることに特化)。 |
中程度(設定が複雑になりやすく、ミスが起きる可能性がある)。 |
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向いている用途 |
更新情報の定期便、ニュースレター、運用の完全自動化。 |
資料請求後のステップメール、特定商材への誘導、ターゲットを絞った訴求。 |
ブログ配信登録が向いているケース
「とにかく運用を楽にして、読者との接点を絶やさないこと」が目的
-
記事を書くたびにメルマガを作る時間がない。
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定期的にブログを更新しており、その都度確実に読者に知らせたい。
-
「最新情報さえ届けばOK」というシンプルなニーズ。
ワークフロー配信が向いているケース
「相手の『見たい・知りたい』タイミングに合わせて、一通ずつ丁寧に届けたい」場合
-
記事Aを読んだ人には、より詳しいホワイトペーパーの案内を送りたい。
-
購読直後の人には、まず「読んでほしい人気記事5選」を3日おきに届けたい。
-
相手の属性(業種や役職)によって、送るメールの内容をガラッと変えたい。
まとめ
HubSpotのブログ配信登録は、単なる「自動送信ツール」ではありません。最大のメリットは、管理者が「記事のクオリティを上げること」だけに集中できる環境を作れることにあります。
一度ルールを決めてしまえば、あとはHubSpotが24時間365日、休むことなく作成された記事を適切なタイミングで読者へ届けてくれます。
この「配信登録」を活用して、ブログ記事の配信を任せてみてはいかがでしょうか。
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