コーポレートサイトリニューアルの目的設定の重要性 よくある失敗と3つのポイント

コーポレートサイトリニューアルの目的設定の重要性 よくある失敗と3つのポイント

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コーポレートサイトは企業の顔となるサイトです。そのため、社内の様々な部署や関係者が関心を持つ大掛かりなプロジェクトです。一方で、「社内の統制がとれない」「意思決定がされない」「いろんな部署の人が意見を出してきて決まらない」など多くの担当者が頭を抱えるプロジェクトにもなっています。その理由は明確な目的がないため、伝えたいことが曖昧になるからです。

本記事では、コーポレートサイトリニューアル時の目的設定の重要性と担当者が抱えるによくある悩みに焦点を当て、プロジェクトを円滑に進めるためのポイントをご紹介します。

コーポレートサイトリニューアルでよくあるお悩み

あらゆる情報を網羅的に掲載することで伝えたいことがぼんやりとしてしまう

リニューアルのきっかけは企業によってさまざまですが、「Webサイトが古くなった」「そろそろWebでマーケティング活動を始めたほうがいいと上司から言われた」など、目的が曖昧なままリニューアルプロジェクトが始まることも少なくありません。

コーポレートサイトは製品サイトなどに比べ、どんな情報を掲載するかの定義が曖昧な部分が多いです。なぜなら、企業紹介的に企業側の伝えたいことを優先して様々な情報を詰め込もうとしてしまうからです。
採用について知りたいユーザーは、採用条件や福利厚生、採用フローが知りたい....製品について知りたいユーザーは、スペックや価格が知りたい...というように、それぞれがWebサイトに異なる関心や期待を持っています。

また、Webサイトはユーザーが知りたい情報を最適化して、すばやく届けるということが重要になるため、情報を詰め込みすぎてしまうと、あらゆるユーザーに対して満遍なく情報を届けて対応することが難しくなります。その結果、コーポレートサイトが機能不全に陥り、コーポレートサイトで何を実現したかったのかわからなくなってしまうことに繋がりかねません

社内の関与者が多く、プロジェクトがスムーズに進まない

コーポレートサイトのリニューアルプロジェクトは特に多くの関係者が関わります。マーケティング、営業、採用担当、IT、など各部門の意見や要求が異なるため、目的を明確にしないと、優先して考えるべきことや意見がまとまらず、プロジェクトが混乱してしまうことがあります。その結果、プロジェクトの進捗に遅れが生じたり、Webサイトのクオリティにも影響してしまいます。

コーポレートサイトリニューアルはまずここから考え始めよう

プロジェクトの目的を明確にし、必要な情報はなにかを整理する

まずは、コーポレートサイトリニューアルの目的を明確にすることが重要です。「どのようなユーザーに情報を届けたいのか」「どのような企業のイメージを持って欲しいのか」など、Webサイトの目的をしっかりと決めましょう。目的が決まると、社内の会議でも優先度が決まり、プロジェクトの進行もスムーズになります。

マーケティング活動を効果的に行うためには、目的ごとにWebサイトを用意する

現代では、ユーザーが日常的にWebサイトを通じて情報収集を行っています。そのためWebサイトはユーザーが求めている情報に素早く辿り着けるものである必要性がさらに高まっています。企業に関する多様な情報を盛り込むことができるコーポレートサイトだからこそ、情報が分散しすぎないように注意が必要です。

「製品の数が多い」「製品ごとにターゲットが異なる」「採用活動に力を入れたい」といった場合では特に、コーポレートサイトとは別に、専用のWebサイトを用意することをおすすめします。そうすることで各ステークホルダーに対して適切な情報提供が行え、メッセージの一貫性を保ちながら、ユーザーの利便性も向上させることができます。

ペルソナ作成、ジャーニー策定を通じて目的に合った情報を考える

コーポレートサイトにどのような情報が必要なのかを定め、適切なサイト構造やコンテンツ戦略を構築します。ペルソナ作成やバイヤージャーニーの策定を通じて、ユーザーのニーズやWebサイト上での行動を把握しましょう。

ペルソナ自社の顧客となるユーザーの人物像を詳しく設定します。ペルソナを設定することで顧客に対する解像度が高まり、社内で共通認識を持つことができます。


ペルソナ-1

〈ペルソナについて詳しく解説した記事はこちら〉

バイヤージャーニー:ユーザーが自社の顧客となるまでに、どのような悩みや課題を抱えて、どのように情報収集をしているかといった感情や行動の過程を明らかにします。そうすることで、ユーザーにどのような情報をどのタイミングで提供するべきなのかが見えてきます。


バイヤージャーニー-1

〈バイヤージャーニーについて解説した記事はこちら〉

これらの手法を活用することで、ユーザーのニーズや行動を理解し、求めていることや状況に対して適切な情報を提供できるWebサイトになります。

まとめ

リニューアルプロジェクトを成功させるためには、明確な目的設定と関係者との緊密なコミュニケーションが不可欠です。とはいえ、正しく目的設定をしてプロジェクトを円滑に進めていくことは簡単なことではありません。本記事でご紹介したポイントに加えて、プロジェクトを成功に導くための要素は多岐にわたります。そのため、少しでも不安を抱えている場合は、専門の制作会社に依頼するのも有効な手段の一つです。

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JBNはコーポレートサイトの制作、運用を支援しています。まず、制作の前段階から丁寧なヒアリングを行い、お客様企業を深く理解したうえで、企業の使命や価値観を正しく整理し、ステークホルダーに訴求力のあるコーポレートサイトを構築します。詳しくはコーポレートサイト制作のサービスページをご覧ください。

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