コンテンツマーケティングとは?基礎知識や成功事例を解説

コンテンツマーケティングとは?基礎知識や成功事例を解説

目次

コンテンツマーケティングはコンテンツによってユーザーを自社に惹きつけるマーケティング手法で、インターネットが普及した現代において、webでの集客に欠かせないマーケティング手法です。

本記事はコンテンツマーケティングについての基礎知識や、メリット・デメリット、実践した成功事例などについてまとめています。

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供し、自社の商品やサービスの問い合わせや購入につなげるためのマーケティング手法です。ユーザーとの関係構築を目的としており、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供できれば、次第にユーザーからの信頼を獲得できます。サービスや商品の購入に関する意思決定を行う際に自社を選んでもらえる可能性も高まります。

コンテンツマーケティングの歴史

コンテンツマーケティングは2014年ごろから国内に広まり始めました。それ以前はアウトバウンドマーケティングといって、商品やサービスを広めたい企業側が、ユーザーに一方的に発信していくマーケティング手法が主流とされていました。

しかし、IT技術の発達により、ユーザーが情報を容易に取得できるようになったことで、企業から一方的に発信される情報よりも、自ら知りたい情報をネット上で探すようになりました。そこで、企業側もユーザーが知りたいと思うような情報の発信や、ユーザーが抱えている問題を解決するために役立つようなコンテンツを提供することが求められるようになり、コンテンツマーケティングが広まっていきました。

インバウンドマーケティングとの違い

コンテンツマーケティングは、コンテンツを充実させることでユーザーを惹きつける手法ですが、インバウンドマーケティングは、webを通じて集客したユーザーと定期的に接点を持ち、リピーターに育てるところまでを担っています。

コンテンツマーケティングはインバウンドマーケティングを成功させるためには欠かせないマーケティング手法です。

コンテンツマーケティングに効果的なコンテンツの種類

ブログ記事

コンテンツマーケティングで一番多く取り組まれています。基本的にオウンドメディアで運用されており、サイト内にあるコンテンツやブログ記事をリンクしたり、SNSのシェアボタンを追加したり、商品情報を組み込むことができる特徴があります。

事例記事

自社製品やサービスを使った成功イメージを印象付けられます。この後いかに多くのコンバージョンへ導く工夫ができるかがポイントになります。

ウェビナー

web上で行われるセミナーのことです。一般的なセミナーに比べ、開催場所の制限がないので、多くのユーザーに視聴してもらえる機会が増えます。

ランディングページ

CTAに特化した広告用のページのことです。基本的には1ページで構成されており、見込み客に必要な情報を1ぺージに集約して提供します。

e-book

無料でダウンロードできるホワイトペーパーや事例集のことです。営業資料とは異なり、顧客側に立った視点で解決策を提供します。ダウンロードする際に個人情報を入力してもらい、顧客層の分析や、見込み客の購買意欲を高め、将来的な受注につなげていきます。

その他にも以下のようなコンテンツがあります。

  • ニュースレター
  • リサーチレポート
  • プレスリリース
  • SNS投稿
  • ポットキャスト
  • 動画コンテンツ
  • 製品・サービスのwebページ
  • インフォグラフィック
  • ホワイトペーパー

コンテンツマーケティングのメリット

コンテンツが資産になる

一度公開したコンテンツは削除しない限り、web上に半永久的に蓄積されていくため、正しく運用していくことで、資産となっていきます。ユーザーにとって価値のあるコンテンツは期間は関係なくユーザーを自社に惹きつけることができます。

SNSとの相性が良い

ユーザーにとって価値のあるコンテンツはSNS上で拡散され、ユーザーとの接点が生まれます。自然と集客ができるので、これからの新規顧客の獲得にもつながります。

継続性のある安定した集客ができる

コンテンツマーケティングは、質の良いコンテンツを少しずつ作り続けることで、潜在顧客からの継続的な問い合わせにつながります。

継続したコンテンツ作成は、広告に頼らない蓄積型の集客システムの構築につながります。

顧客ロイヤリティが高まる

質の良いコンテンツを提供することができれば、ユーザーからの信頼につながります。ユーザーからの信頼を得ることで、リピーターや周りの人に推奨してもらえる機会につながります。

予算をかけずに取り組める

広告などに比べ、ユーザーの役に立つコンテンツを自社サイトに掲載することから始められるので、予算にとらわれずに取り組めます。

コンテンツマーケティングのデメリット(注意すべきこと)

継続的なコンテンツ発信が必要

コンテンツマーケティングを始めてもすぐには検索順位の上位に表示されることはありません。ユーザーに自社のコンテンツを見つけてもらうためには、継続的にコンテンツを発信し続け、SEO対策に取り組み、検索結果の上位表示を目指す必要があります。

短期的な効果は得られない

先ほども述べたように、コンテンツマーケティングは継続的なコンテンツ発信により、ユーザーに自社を見つけてもらうという手法なので、テレビCMのように短期間で効果を実感することは難しいです。

コンテンツマーケティングの成功事例

JBNがサイト制作・運用を支援した中でコンテンツマーケティングを導入された企業の成功事例を紹介します。

【事例1】ちくま精機

キッチンカラットという認知度の低い製品の認知度を強化し、webサイトからの集客を目指すためのマーケティングサイトを制作しました。基本情報・メリット、デメリット・Q&Aなどの幅広いコンテンツを用意し、ユーザーが過不足なく情報を収集できるようにしました。

webサイト公開から1カ月で、昨年の約3倍の問い合わせにつながりました。

キッチンカラット

https://www.jbnet.jp/portfolio/kitchen-carat

【事例2】長野県農村工業研究所

webサイトからの集客を目指すためのマーケティングに寄与するコーポレートサイトを制作しました。今までwebサイト上で示されていなかった自社の役割・研究機関としてのミッションをユーザーに周知するコンテンツや、設定したペルソナに応じたダウンロードコンテンツ・お問い合わせフォームを作成することにより、自社に適したユーザーを集客しました。

実際にwebサイトからの問い合わせがあり、商品開発の依頼が寄せられるようになりました。

長野県農村工業研究所 https://www.jbnet.jp/portfolio/nokoken01

【事例3】ハーモ

webサイトからの集客を行い、営業活動へ繋げていくために、営業活動に特化したマーケティングサイトを制作しました。課題解決別の豊富なダウンロード資料を用意することでユーザー情報を取得しました。また、自社製品に関するウェビナーを毎月開催し、取得したユーザー情報をもとにメールで周知することで、営業活動を活発化させていきました。

webサイト公開から3カ月で新規顧客からの受注につながりました。

ハーモ

https://www.jbnet.jp/portfolio/harmo

HubSpotを用いたコンテンツマーケティング

HubSpotには、ブログ作成機能・SEO機能・マーケティングメール機能・ソーシャル機能などの、ユーザーとって最適なコンテンツを効率的に作成でき、好ましいタイミングで提供するための便利な機能が備わっています。

ブログ記事を作成

質の良いブログ記事は、web検索やSNSを通じて読者を獲得することができます。

HubSpotのブログエディターでは直接下書きができ、画像の挿入やヘッダーの書式設定、リンクの追加といった操作も手軽に行えます。複数のユーザーでの共同編集もできるため、スムーズな作成が可能です。

ブログ記事の作成

SEO機能でトピックとサブトピックを整理

現在の検索エンジンは、コンテンツがトピックごとに整理されているウェブサイトを高く評価します。HubSpotのコンテンツ戦略ツールを使用することで、自社とユーザーにとって重要なトピックを見極め、そのトピックにおける検索順位を改善できます。また、関連性、競合状況、人気度をもとに、お勧めのトピックが提示されるほか、月別の検索データを確認して、特定のトピックで期待される自然検索数を見積もることができます。

SEO機能

関連するブログ:SEO対策の新しい考え方「トピッククラスターモデル」とは?

コンテンツをユーザーに届ける

マーケティングメール機能

Eメールを簡単に作成

簡単に操作できるEメール機能を使ってスムーズにEメールを作成することができます。既成のテンプレートだけでなく、レイアウトを詳細にカスタマイズすることもできます。

Eメールの編集

CRMを活用したターゲティング

CRMに蓄積されたユーザー情報を活用し、ユーザーに応じて適切なタイミングでEメールを送信することができます。

ターゲティング

Eメールの効果を把握する

webサイトページや、SNSなどのマーケティング活動の分析と結び付けることで、送信したEメールが効果的に見込み客の創出とコンバージョンに活用できているかを経時的に確認できます。

Eメールの効果を把握

ソーシャル機能

ブログ記事やランディングページなどのコンテンツを簡単にシェアできます。

LinkedIn、Facebook、Twitterなどにコンテンツを手動で直接投稿できるほか、SNSアカウントとブログを連携することで、新しいコンテンツの投稿時に自動でSNS上にシェアされます。

コンテンツの投稿スケジュールを設定し、フォロワーの目に留まりやすい理想的な時間帯にコンテンツを配信することも可能です。

ソーシャル機能

まとめ

コンテンツマーケティングの基本的な情報について説明しました。

  • コンテンツマーケティングはユーザーとの信頼関係を構築できる。
  • 継続的にコンテンツを作成することで、コンテンツが資産となり、安定した集客が見込める。
  • 短期的に成果をあげることは難しいが、中長期的な視点で継続的に取り組むことがコンテンツマーケティングの成功につながる。

以上のポイントを意識して、コンテンツマーケティングに取り組んでみましょう。

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